Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

いわぶち動物病院

気管虚脱

2023.01.12 03:13

軽度であればあまり怖くない気管虚脱。


これは、通常ホースの様に輪っか状をしている気管が、丸い形を維持している靭帯が伸びてしまい、ヘニャヘニャになって内側同士がこすれ合い、炎症を起こし、咳が止まらなくなる病気です。


初期の段階では、ステロイドを使用します。

ステロイドの抗炎症作用により、咳を止めてくれます。


これが更にひどくなると、ステロイドでも咳が止まらなくなります。

この場合、ブトルファノールという、オピオイドという麻薬指定の薬を使うこともありますが、本人は眠くなり、目を開けたまま眠るため、死んでしまうのではないか?、と思う方が結構いらっしゃいます。


最終手段は手術になります。

内側からステンレス製の輪っかを入れて気管を広げます。

稀に気管を破ってしまうことがあるそうなので、それが難点でしょう。


もうひとつは気管の周りから、ブラスチック(ポリプロピレンなど)を用いて広げる手術です。

気管を破る心配も無いのですが、この手術をできる先生が非常に少ないのが難点でしょう。