アインとアイン・ソフとアイン・ソフ・アウル
http://seesaawiki.jp/w/niwaka368/d/%C0% 参照その1
生命の樹(せいめいのき、Tree of Life)は、旧約聖書の創世記(2章9節以降)に記されたエデンの園の中央に植えられた木。命の木とも訳される。
10個のセフィラと22個の小径(パス)を体系化した図で表現されるセフィロトの木も同じく「生命の樹」と呼ばれる。
セフィロトの木は、神秘思想のカバラにおいてさまざまな解釈がなされている。
【アインとアイン・ソフとアイン・ソフ・アウル】
アインは無と訳され、0で表される。アイン・ソフは無限と訳され、00で表される。
アイン・ソフ・アウルは無限光と訳され、000で表される。
アイン・ソフ・オウルと表記されることもある。
アインからアイン・ソフが生じ、アイン・ソフからアイン・ソフ・アウルが生じた。
【10個のセフィラとダアト】
ケテル(Kether、王冠と訳される)第1のセフィラ。思考や創造を司る。
数字は1、色は白、宝石はダイアモンドを象徴する。王の横顔で表される。
神名はエヘイエー。守護天使はメタトロンである。
同時に最後の剣として称されるマルクトと通じ合っている。
コクマー(Cochma、知恵と訳される)第2のセフィラ。数字は2、色は灰色、宝石はトルコ石を象徴する。至高の父と呼ばれ、男性原理を象徴する。神名はヨッド。守護天使はラツィエルである。
ビナー(Binah、理解と訳される)第3のセフィラ。数字は3、色は黒、宝石は真珠、金属は鉛、惑星は土星を象徴する。至高の母と呼ばれ、女性原理を象徴する。成熟した女性で表される。神名はエロヒムである。守護天使はツァフキエルである。
ケセド(Chesed、慈悲と訳される)第4のセフィラ。ケセドはゲドゥラーとも呼ばれる。
数字は4、色は青、金属は錫、図形は正四面体、宝石はサファイア、惑星は木星を象徴る。
王座に座った王で表される。神名はエル。守護天使はツァドキエルである。
ゲブラー(Geburah、峻厳と訳される)第5のセフィラ。数字は5、色は赤、図形は五角形、
金属は鉄、宝石はルビー、惑星は火星を象徴する。天空の外科医と呼ばれることもある。
神名はエロヒム・ギボールである。守護天使はカマエルである。
ティファレト(Tiphereth、美と訳される)第6のセフィラ。生命の樹の中心に位置している。
数字は6、色は黄、金属は金、惑星は太陽(太陽も惑星と見なす)を象徴する。
神名はエロハ。守護天使はミカエルである。ネツァク(Netzach、勝利と訳される)
第7のセフィラ。数字は7、色は緑、金属は銅、宝石はエメラルド、惑星は金星を象徴する。
全裸の女性で表される。神名はアドナイ・ツァオバト。守護天使はハミエルである。
ホド(Hod、栄光と訳される)第8のセフィラ。数字は8、色は橙色、金属は水銀、
惑星は水星を象徴する。神名はエロヒム・ツァオバト。守護天使はラファエルである。
イェソド(Iesod、基礎と訳される)第9のセフィラ。アストラル界を表す。数字は9、
色は紫、金属は銀、惑星は月(月も惑星と見なす)を象徴する。裸の男性で表される。
神名はシャダイ・エル・カイ。守護天使はガブリエルである。
マルクト(Malchut、王国と訳される)第10のセフィラ。物質的世界を表す。数字は10、
色はレモン色・オリーブ色・小豆色・黒の四色、宝石は水晶、惑星は地球を象徴する。
王座に座った若い女性で表される。
神名はアドナイ・メレク。守護天使はサンダルフォンである。
ダアト(Daath、知識と訳される)隠れたセフィラ。ダートと表記されることもある。
通常、知識と訳される。他のセフィラとは次元が異なる。ダアトは生命の樹の深淵(アビス)の上に存在する。
【22個の小径(パス)】
アレフ (ケテル → コクマー) ベート (ケテル → ビナー)
ギーメル (ケテル → ティファレト) ダレット (コクマ → ビナー)
ヘー (コクマー → ティファレト) ヴァヴ (コクマ → ケセド)
ザイン (ビナー → ティファレト) ヘット (ビナー → ゲブラー)
テット (ケセド → ゲブラー) ヨッド (ケセド → ティファレト)
カフ (ケセド → ネツァク) ラメド (ゲブラー → ティファレト)
メム (ゲブラー → ホド) ヌン (ティファレト → ネツァク)
サメフ (ティファレト → イェソド) アイン (ティファレト → ホド)
ペー (ネツァク → ホド) ツァディー (ネツァク → イェソド)
コフ (ネツァク → マルクト) レーシュ (ホド → イェソド)
シン (ホド → マルクト) タヴ (イェソド → マルクト)
【3つの柱】
ビナー、ゲブラー、ホドからなる左の柱は峻厳の柱と呼ばれる。
コクマー、ケセド、ネツァクからなる右の柱は慈悲の柱と呼ばれる。
ケテル、ティファレト、イェソド、マルクトからなる中央の柱は均衡の柱と呼ばれる。
【3つ組】
ケテル、コクマー、ビナーからなる三角形は至高の三角形と呼ばれる。
ロゴスの三角形と呼ばれることもある。
ケセド、ゲブラー、ティファレトからなる三角形は倫理的三角形と呼ばれる。
ネツァク、ホド、イェソドからなる三角形は星幽的三角形と呼ばれる。
魔術的三角形と呼ばれることもある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E5%91%BD%E3%81%AE%E6%9C%A8【生命の木】より
生命の木のモチーフ
生命の木(せいめいのき)とは、神話学などにおいて、世界の諸神話に広く見られる、生命を象徴する木という神話モチーフを類別する概念である。代表的なものに北欧神話の世界樹、聖書の生命の樹、仏教の娑羅樹、メソポタミアの"生命の木"、アッティスとキュベレーの神話、常世国の非時香菓(ときじくのかぐの木の実)を成らせる木などのモチーフがある。
起源
土居光知は、"生命の木"の起源はシュメール文明にみられるとする。ただし、シュメールのものに永劫の思想はなく[注 1]、冬になれば生命力を失い、春になると若々しい姿となって復活するという再生の象徴としての木であって、大地を巡る水の源泉が湧き出している西の果ての、復活した者の住む極楽(出典まま)に生えるとされていたという[1]。
土居は、楽園もしくは復活・再生・若返りの象徴である黄金やロートスの実をつけるとする木が西方にあるとする伝承は、ほかの古代文明にもみられるとしている。また、その地にたどりつくまでに"夜見の国"を通過しなければならない(シュメールはマシュの双生山や地下洞窟、死の海)などの伝承にも一定の共通性があることを指摘している[2]。
象徴および宗教的位置づけ
ある象徴が、同時に矛盾する複数の概念を象徴すること(融即律)は特殊なケースではないように、「生命の木」の諸象徴が同時に「世界の中心」モチーフや「境界」、「死」の象徴となることも非常に多い。このためか、極楽園(出典まま)も、その位置については時代が下るにつれて諸説紛々とし[2]、極楽園と冥界との混同や信仰的融合もみられるようになる。土居は、古代エジプトでは天界の方向をナイル川の源流にみる信仰とオサイリス(出典まま)の住む葦原を神聖視する信仰とがあったが、他民族の西方信仰の影響で、ナイル川の源泉もオサイリスの住む地も西にあるとしたのではないかという[2][注 2]。
注釈
^ ギルガメシュ叙事詩では、ギルガメシュは不死を求めて旅立ったとされるが手に入れられなかったとする。
^ 日本でも常世国を常夜国と表記し、そこに黄泉国もあるとした例がみられる。
出典
^ 『古代伝説と文学』 土居光知 (岩波書店) 272-274頁 1968年第5刷。
^ a b c 『古代伝説と文学』 土居光知 (岩波書店) 275-285頁 1968年第5刷。
参考文献
ミルチャ・エリアーデ『聖と俗』(法政大学出版局,1993年)など[要追加記述]
https://mixi.jp/view_community.pl?id=5800189&conversion_from=login 【生命の樹】より
カバラに記されている生命の樹生命の樹(せいめいのき、英語:Tree of Life)は、旧約聖書の創世記(2章9節以降)にエデンの園の中央に植えられた木。命の木とも訳される。生命の樹の実を食べると、神に等しき永遠の命を得るとされる。
カバラではセフィロトの木 (英語: Sephirothic tree)という。
ヤハウェ・エロヒム(エールの複数形、日本語では主なる神と訳されている)がアダムとエバをエデンの園から追放した理由は、禁令を無視して知恵の樹の実を食べ、神に背く罪に陥った人間が、生命の樹の実までも食べて罪のからだのまま永遠に生きる(ユダヤ伝承では知恵の樹の実と生命の樹の実をともに食べると、神に等しき存在になるとされているので)事のないためである。
目次 [非表示]
1 セフィロトの樹
1.1 アインとアイン・ソフとアイン・ソフ・オウル [Ain Soph Aur]
1.2 10個のセフィラとダアト
1.3 22個の小径(パス)
1.4 3つの柱
1.5 3つ組
2 関連項目
3 参考文献
セフィロトの樹 [編集]セフィロトの樹は、神秘思想のカバラにおいてさまざまな解釈がなされ、近代以降の西洋魔術、特に黄金の夜明け団などでは生命の樹をタロットカードと結びつけての研究が行われていたことでも有名である。10個のセフィラと22個の小径(パス)を体系化した図も同じく「生命の樹」と呼ばれる。現代ではセフィロトの樹は「生命の樹」と同じと解釈される(カバラ由来の樹はセフィロトの樹が正しく生命の樹と混同すべきではない等)。
アインとアイン・ソフとアイン・ソフ・オウル [Ain Soph Aur] [編集]アインは無と訳され、0で表される。
アイン・ソフは無限と訳され、00で表される。
アイン・ソフ・オウルは無限光と訳され、000で表される。アイン・ソフ・アウルと表記されることもある。
アインからアイン・ソフが生じ、アイン・ソフからアイン・ソフ・オウルが生じた。
10個のセフィラとダアト [編集]右図の天頂の白丸のセフィラ(ケテル)から右下の灰色丸(コクマー)、左の黒丸(ビナー)、右下の青丸(ケセド)、左の赤丸(ゲブラー)、右下の黄丸(全体の中央でティフェレト)、右下の緑丸(ネツァク)、左の橙丸(ホド)、右下の紫丸(イェソド)を経て、いわゆる、ジグザグに進み、最終の虹色丸(マルクト)のセフィラへと至る。なお、第3から第4のセフィラの間に隠されたダアト(右図では点線丸)というセフィラがある。
ケテル(Kether、王冠と訳される)
第1のセフィラ。思考や創造を司る。数字は1、色は白、宝石はダイアモンドを象徴する。惑星は海王星を象徴し、王の横顔で表される。神名はエヘイエー。守護天使はメタトロンである。同時に最後の剣として称されるマルクトと通じ合っている。
コクマー(Cochma、知恵と訳される)
第2のセフィラ。数字は2、色は灰色、宝石はトルコ石を象徴する。惑星は天王星を象徴し、至高の父と呼ばれ、男性原理を象徴する。神名はヨッド。守護天使はラツィエルである。
ビナー(Binah、理解と訳される)
第3のセフィラ。数字は3、色は黒、宝石は真珠、金属は鉛、惑星は土星を象徴する。至高の母と呼ばれ、女性原理を象徴する。成熟した女性で表される。神名はエロヒムである。守護天使はザフキエルである。
ケセド(Chesed、慈悲と訳される)
第4のセフィラ。ケセドはゲドゥラーとも呼ばれる。数字は4、色は青、金属は錫、図形は正四面体、宝石はサファイア、惑星は木星を象徴する。王座に座った王で表される。神名はエル。守護天使はザドキエルである。
ゲブラー(Geburah、峻厳と訳される)
第5のセフィラ。数字は5、色は赤、図形は五角形、金属は鉄、宝石はルビー、惑星は火星を象徴する。天空の外科医と呼ばれることもある。神名はエロヒム・ギボールである。守護天使はカマエルである。
ティファレト(Tiphereth、美と訳される)
第6のセフィラ。生命の樹の中心に位置している。数字は6、色は黄、金属は金、惑星は太陽(太陽も惑星と見なす)を象徴する。神名はエロハ。守護天使はミカエルである。
ネツァク(Netzach、勝利と訳される)
第7のセフィラ。数字は7、色は緑、金属は銅、宝石はエメラルド、惑星は金星を象徴する。全裸の女性で表される。神名はアドナイ・ツァオバト。守護天使はハニエルである。
ホド(Hod、栄光と訳される)
第8のセフィラ。数字は8、色は橙色、金属は水銀、惑星は水星を象徴する。神名はエロヒム・ツァオバト。守護天使はラファエルである。
イェソド(Iesod、基礎と訳される)
第9のセフィラ。アストラル界を表す。数字は9、色は紫、金属は銀、惑星は月(月も惑星と見なす)を象徴する。裸の男性で表される。神名はシャダイ・エル・カイ。守護天使はガブリエルである。
マルクト(Malchut、王国と訳される)
第10のセフィラ。物質的世界を表す。数字は10、色はレモン色・オリーブ色・小豆色・黒の四色、宝石は水晶、惑星は地球を象徴する。王座に座った若い女性で表される。神名はアドナイ・メレク。守護天使はサンダルフォンである。
ダアト(Daath、知識と訳される)
隠れたセフィラ。ダートと表記されることもある。惑星は天王星を象徴し、知識と訳される。他のセフィラとは次元が異なる。ダアトは生命の樹の深淵の上に存在する。隠された意味は悟り、気づき、神が普遍的な物に隠し賢い者は試練として見つけようとした「神の真意」という意味である。
22個の小径(パス) [編集]右に記載しているのは、対応する大アルカナ。
アレフ (ケテル → コクマー)愚者
ベート (ケテル → ビナー)魔術師
ギーメル (ケテル → ティファレト)女教皇
ダレット (コクマー → ビナー)女帝
ヘー (コクマー → ティファレト)皇帝
ヴァヴ (コクマー → ケセド)教皇
ザイン (ビナー → ティファレト)恋人
ヘット (ビナー → ゲブラー)戦車
テット (ケセド → ゲブラー)力
ヨッド (ケセド → ティファレト)隠者
カフ (ケセド → ネツァク)運命の輪
ラメド (ゲブラー → ティファレト)正義
メム (ゲブラー → ホド)吊るされた男
ヌン (ティファレト → ネツァク)死神
サメフ (ティファレト → イェソド)節制
アイン (ティファレト → ホド)悪魔
ペー (ネツァク → ホド)塔
ツァディー (ネツァク → イェソド)星
コフ (ネツァク → マルクト)月
レーシュ (ホド → イェソド)太陽
シン (ホド → マルクト)審判
タヴ (イェソド → マルクト)世界
3つの柱 [編集]ビナー、ゲブラー、ホドからなる左の柱は峻厳の柱と呼ばれる。
コクマー、ケセド、ネツァクからなる右の柱は慈悲の柱と呼ばれる。
ケテル、ティファレト、イェソド、マルクトからなる中央の柱は均衡の柱と呼ばれる。
3つ組 [編集]ケテル、コクマー、ビナーからなる三角形は至高の三角形と呼ばれる。ロゴスの三角形と呼ばれることもある。
ケセド、ゲブラー、ティファレトからなる三角形は倫理的三角形と呼ばれる。
ネツァク、ホド、イェソドからなる三角形は星幽的三角形と呼ばれる。魔術的三角形と呼ばれることもある。
関連項目 [編集]セフィラー(セフィロット) Sephirah
ケルビム
クリフォト
魔術
バナナ型神話
参考文献 [編集] ウィキメディア・コモンズには、生命の樹に関連するカテゴリがあります。
イスラエル・リガルディー 『世界魔法大全3 柘榴の園』 片山章久訳、国書刊行会、2002年、ISBN 978-4336044082
ダイアン・フォーチュン 『神秘のカバラー』 大沼忠弘訳、国書刊行会、1994年、ISBN 978-4336036254
H.P.ブラヴァツキー 『シークレット・ドクトリン』 竜王文庫 ISBN 4897413176
H.P.ブラヴァツキー 『沈黙の声』 竜王文庫 ISBN 4897410010