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(や)お客様で、役員報酬を変更したい旨の話しがあった時のために、覚えておきましょう。

2023.01.13 00:07

(や)お客様で、役員報酬を変更したい旨の話しがあった時のために、覚えておきましょう。

役員報酬は、会社法で「定款または株主総会の決議によって定める」旨が記載されています。

さて、役員報酬の変更方法は、2つあります。

①最初に、役員報酬を変更する場合は、いずれにしても、株主総会の承認が必要になります。

役員報酬の変更議案を株主総会に提出し、普通決議で可決すれば良いです。

②もう一つのやり方として、株主総会で、代表取締役の○○さんは、○○円、取締役の○○さんは、○○円とひとりひとり、株主総会で、役員報酬変更の決議を行うのに、抵抗がある場合、定款に役員報酬に関する規定を盛り込んでおき、全取締役の報酬総額の最高限度額を定めてしまうやり方があります。

この方法を選択すると、最高限度額内であれば、取締役会決議により、各人の報酬を決められるメリットがあります。

通常、2番目方法を用いる場合が多いです。

具体的には、

➀まず、「株主総会」で役員報酬の総額(枠)を決めます。役員ごとの報酬金額は「取締役会または代表取締役」に一任します。

➁「取締役会」で➀で決めた総額の枠内で、役員ごとの報酬金額を決定します。

※株主総会や取締役会は議事録を残す必要があります。

※かならず、株主総会では、配分方法を取締役会に一任する旨の議事録が必要です。

取締役会もさ議事録を残す必要があります。

捺印は、代表者以外は、三文版で良いので、もらっておきましょう。

《議事録の記載例》

「株主総会議事録」

第○号議案 役員報酬改定に関する件

議長は、取締役の報酬総額を年額金- - - - -円以内とすることを述べた。これには使用人兼務役員の使用人分の報酬を含めないこととし、その配分方法は取締役会に一任してもらいたい旨を述べ、議場において審議の結果、満場一致の賛成を得て一同これを承認可決した。

○年○月○日

  ○○株式会社

  代表取締役 ○○ ○○

  取締役   ○○ ○○

  取締役   ○○ ○○


取締役会議事録

第○号議案 取締役報酬額決定の件

議長は、本日開催された第- -

期定時株主総会において決議された取締役報酬額の配分について決議を行いたい旨説明し、議場において審議の結果、満場一致の賛成を得て次のとおり承認可決した。

○代表取締役社長 氏名 

 取締役報酬年額 - - - - 円

○取締役     氏名   取締役報酬年額 - - - - 円

○取締役     氏名   取締役報酬年額 - - - - 円

○年○月○日

  ○○株式会社

  代表取締役 ○○ ○○

  取締役   ○○ ○○

  取締役   ○○ ○○

        以上