それは、あなたが本当の人生を生きてきたからなんですよ。
『ほんとうに生きている、という感じをもつためには、生の流れはあまりにもなめらかであるよりはそこに多少の抵抗感が必要であった。したがって生きるのに努力を要する時間、生きるのが苦しい時間のほうがかえって生存充実感を強めることが少なくない』
これは尊敬する精神科医神谷美恵子先生の言葉です。
人生の中には生きていることが苦しい「影の時期」が必ずあります。
光があれば必ず影があるんですね!!
影の中を歩くことは皆が平等にあることなんです。
そして皆が平等に光の中を歩くこともできるんです。
お天道様は本当に本当に平等です。
私の臨床経験上は100%でした♪
もちろん軽重感はあります。
ことさら特段に悪いことをしたこともない。
誰かをもの凄く傷つけたわけではない。
それなのに、傷つけられたことの方が多い人生だったという人もたくさんいることでしょう。
そう思った人はこんな言葉を思い出してみてください。
【それは、あなたが本当の人生を生きてきたからなんですよ。】
神谷美恵子先生はそう言ってくださっているような気がするんです。
【乗り越えられるからこそ与えられたのです。だから、それだけあなたは、素敵な天分がすでに備わっているのよ。そこから逃げたらいけないよ。だって、それを乗り越えた時にこそ、大いなる生の充実感を覚えることがになる。本当のあなたらしい人生に出会えるから。】
と神谷先生は優しく微笑んでくれるでしょう。
新年度ですね、春ですね。
今週も1週間お疲れ様でした!!
今日の東京は暖かな陽気に包まれていました。
あの寒い寒いお正月の朝。
コートを来なければ凍えてしまうような季節。
あの時間があったからこそ、今はコートを脱ぎ捨てて日光の温もりに歓喜し謳歌できる。
あの寒さがなければ決して味わえない鮮烈なまでの桜をみたときの喜び。
それは生きた充実感です。
ありのままの私を知るということは、ある意味、苦しみを人間として生かされた生業とし引き受けることでもあるかもしれません。
すべて順調でなめらかに進んでいく人生よりも、人生で失敗して、仕事で失敗して、人間関係で失敗して、まさかの失敗ばかり。
どうしようもない気持ちになった経験ってみなさんはありませんか?
神谷先生の生き様から、私はいつもこう言われている気がするのです。
【中島くん、それがあるからこそ、生きる充実感や生きがいをたくさん感じられて、
あなたを優しくさせてくれる。あなたを柔らかくしてくれる。失敗があなたを大きく成長させてくれるのよ。】
そう言ってくれているような気がするのです。
私は多くの人を救った人を信じます。
後世に受け継がれる人の行動を信じます。
「神谷先生のような在り方でいたい」って素直に心の底から感じて生きています。