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ZIPANG-6 TOKIO 2020 天下の奇祭【国府宮 はだか祭】令和5年2月3日(金)開催!

2023.01.16 11:35


尾張大國霊神社 国府宮

天下の奇祭 はだか祭


はだか男たちの熱気が龍となって天空に立ち昇る


はだか祭の由来



「国府宮のはだか祭」として知られるこの祭は正式には「儺追神事」(なおいしんじ)といい、毎年旧正月十三日に行われています。


その起源は古く、神護景雲元年(七六七年)称徳天皇の勅令によって悪疫退散の祈祷が全国の国分寺で行われました際、尾張国司が総社である当神社に於いても祈祷したのに始まると伝えられ、古い伝統をもった神事といえます。


この神事は祈祷と神籖によって選ばれた一人の儺負人(神男)を巡って、裸男達による肉弾相打つ壮絶な揉み合いを繰り広げるものです。


これは、神男に触れれば厄落としができるとの信仰からです。


又、当日は早朝から厄除けの御祈祷を受ける人と、御守りの「なおいぎれ」等を受ける人で雑踏し、午後には裸男の集団が、裸になれない老若男女が厄除けの祈願を込めた布を結び付けた「なおい笹」を捧げて威勢よく拝殿へ駆け込んでいく姿が見られます。


裸祭の翌日旧正月十四日午前三時に、境内東南の庁舎(ちょうや)に於いて夜儺追神事が行われます。


一宮、二宮、三宮、総社の神様を神籬にお招きして天下の厄災退散の祈祷をした後、神男にありとあらゆる罪穢をつき込んだものとされる土餅を背負わせ神職が大鳴鈴を振り鳴らしながらこれを追い立て境外へ追放します。


そして、神男は途中で土餅を捨てて後をも見ずに帰宅し、土餅は神職の手によってその場に埋められます。


これにより土から生じた罪穢悪鬼を土へ還し国土平穏に帰したと信じるのです。
この神事が儺追神事の本義であって、古くよりこの土餅を土中に埋める事がこの神事中最も神聖視されています。



はだか祭に参加できない老若男女の方へ



笹用布

笹用布は裸になれぬ老若男女の厄除け祈願を込めたもので氏名・年齢を記して笹(儺追笹)につけ裸男(国府宮のボーイスカウトの子供たち等)がはだか祭の当日神社に奉納する。

はだか祭の前々日まで、約1ヶ月間の期間限定頒布。初穂料一枚500円。

                           尾張大國霊神社 社務所にて



<このはだか男達の揉みあいは、江戸時代末頃から始まりました。>




儺追神事の当日は、朝5時に行なう「神男一番祈祷」を皮切りに、厄除けのご祈祷を受ける人や御守りの「なおいぎれ」等を受ける人々で境内は雑踏します。


午後三時になると神男が参列し、本殿において「儺追神事」を斎行します。その頃拝殿の外では近隣各地区からの裸男達の集団が次々と「なおい笹」を捧げ喚声を上げて威勢良く拝殿へ駆け込んで来ます。


最後に小池正明寺地区の手桶隊が登場し、裸男達をめがけて水をかけます。すると裸男達は待ちわびたかのように一層大きな喚声を上げ神男の登場を待ちます。


この時から神社周辺は異様な雰囲気に包まれます。神事の最中、神男は警護の者に守られ、全身無垢の姿で参道に群がっている裸男達の中に飛び出します。



裸男達は、神男に触れる事で自分達の厄災を祓うことが出来ると信じ、一斉に神男に殺到します。 神男が、はだかの群集に揉まれ触れられ人々の厄災を一身に受けて儺追殿に納まった後、神事が終了致します。



境内



一 楼門

昭和30年重要文化財指定

足利初期(約550年前)に建てられ、正保3年(1646年)に解体大修理を加えましたが、その際、上層を全く改造したので珍しく両期の建築手法様式を備えております。


二 拝殿

昭和30年重要文化財指定

徳川初期(約350年前)に建った切妻造で内に柱が並立する稀有な建物。

本殿

本殿は流造、拝殿は切妻造、全体の様式(建物の配置)は尾張式といわれるもので本殿・渡殿・祭文殿・東西の廻廊・拝殿と建ち並ぶ。


三 磐境(いわくら)

本殿に接する形で磐境と呼ばれる5個の大きな自然石が円形に立ち並んでおりこれは、今日のように社殿を建てて神様をお祀りする以前の最も古い原始的な祭場で、当社がこの地に古くより創始されていたことを物語っております。


四 儺追殿(なおいでん)

儺追神事「はだか祭」は毎年旧正月13日に行われ、昔、神護景雲元年(約1200年前)称徳天皇の勅命によって悪疫退散の祈祷が各国で行われ、その時、尾張国司が総社である当神社に於いても巌修し、これが儺追神事となって今に伝わる。そして、この儺追殿は、はだか祭の前に身を清めるため、神男が三日三晩過ごし、当日の神事の場所として代々使われてきた貴重な場所です。


五 六末社

静寂な社の中に六柱の神様が鎮座し、古来より国府宮の人々に崇敬され、代々お祀りされている。

右から 司宮神社(猿田彦神)、稲荷神社(倉稲魂命)、三女社(田心姫命、湍津姫命、市杵島姫命)、白山社(菊理姫命)、居森社(素盞鳴命)、神明社(天照皇大御神)が境内東南に鎮座になっております。


六 参集所

結婚披露宴や、神社祭事の催しなど参拝者参集所として平成元年に竣工。平成21年に改装。結婚披露宴では洋間や、和室での披露宴等、様々なスタイルで催す事が可能。


七 茶室と庭園

三笑亭、半床庵など由緒ある数寄屋造りの茶室があり、各茶室からは庭園を眺めることができる。毎月一度、お茶会が開催される。




来社ご案内・地図




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(JR稲沢駅前通過) ⇒ 神社へ


尾張大國霊神社(国府宮)

〒492-8137 愛知県稲沢市国府宮1丁目1番1号



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(順不同・敬称略)

尾張大國霊神社(国府宮)
〒492-8137 愛知県稲沢市国府宮1丁目1番1号 電話:0587-23-2121

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



国府宮はだか祭 さらに詳しくご案内


アーカイブ リンク記事をご覧ください。


儺負人(神男)参籠(なおいにん(しんおとこ)さんろう)

儺負人(神男)は、午後5時に差定符を持って親兄弟・親戚に送られ楼門(ろうもん)前に到着します。 この日より儺追殿に入り三日三夜お籠(こもり)をします。


ZIPANG TOKIO 2020「 天下の奇祭『国府宮(こうのみや)の はだか祭』 尾張総社国府宮 」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/1987433




祭り

祭りの開催日は毎年旧暦正月13日、42歳と25歳の厄年の男を中心に、尾張一円からサラシの褌に白タビ姿の数千人の裸男が集まります。寒さを吹き飛ばす「ワッショイ」の掛け声と、揉み合いの熱気が国府宮にはちきれます。また、裸になれない老若男女は、氏名や年齢等を書いて願いを込めた「なおい布」を「なおい笹」に結び付けます。

その「なおい笹」を裸男たちは担ぎ、群れをなして威勢よく境内へ駆け込み皆の願いと共に奉納するのです。

なおい笹奉納の最後に、小池正明寺地区の手桶隊が登場します。その手桶隊が裸男達めがけて水をかけ始めて暫くすると参道の一角に全身無垢の神男が、警護の者に守られて裸男の群れの中に密かに登場します。

その神男に触れて厄を落とそうと、神男に殺到し凄まじい揉み合いになります。浴びせられる手桶の水は、裸男たちの摩擦の熱でたちまち湯煙となりますが、その手桶の水に裸男たちが怯む隙をついて、神男は参道から楼門を通り儺追殿を目指します。 この60分ほどの間がこの奇祭のクライマックスとなります。


ZIPANG TOKIO 2020「(続) 天下の奇祭『国府宮(こうのみや)の はだか祭』 尾張総社国府宮 」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/1993846




お祓いの後、道々をお祓いする神職に先導され国府宮に向けて奉納パレードを行ないます。午後1時頃神社の第2鳥居前に到着し、参道を奉賛会員等の手により曳かれます。楼門をとおりレッカーに吊られ拝殿にお供えされます。お供えされた後、本殿において大鏡餅奉納奉告祭を斎行します。 


ZIPANG TOKIO 2020「國府宮のはだか祭(儺追神事)は毎年旧正月十三日に行われる」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3657947



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