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松田聖子のボイストレーナーを味方につけた!

2018.04.21 23:00


はい、バンドで優勝します!

日本公認会計士の東京音楽祭で優勝します。


僕がバンドを始めたのは高校1年生。

1996年のこと。


当時は高校に軽音部なんてない。

フォークソング同好会っていうのがあって、

試しに入部してみたら、部員0という信じられない状況。


高校一年生の部活を部員1人で過ごすという笑えない状況でした。


二年生になって、さすがにやばいと思った。

クラス替えで後ろの席に座っていた、映画研究同好会の男の子を捕まえて、


「映画研究同好会に入部するから、フォークソング同好会に入ってくれ」

って説得した。


そしたらすんなり入ってくれた(笑)

集客に苦戦するというのは、本当に心苦しいものです。

さらに1年生が入部してくれて、晴れてその年の文化祭にバンド出場した。


結果は散々。。


3年生。

入部希望者の1年生の前でアカペラで歌うなど人生初の

クレイジーな演出により、部員数は一気に30名!

この年からフォークソング同好会という名の軽音部が誕生しました。


その映画研究同好会の会長だった当時の男子生徒。

それが今のベーシストである公認会計士の彼です。


彼とは大学でもずっとバンドを組んでたけど、

その時に自分の歌唱力のなさを思い知らされたことがありました。


そこで、当時はまだマイナーだったインターネットなるものを使い、

ボイトレ教室に通うことになりました。


どうせ習うなら凄い人がいい。

昔から、すごいと思える人に弟子入りするのが好きだった僕。

そして。

松田聖子を育てたボイトレ先生を見つけました。


ただし、1点問題が。

それはレッスン費用。


30分 6,000円
60分 12,000円


嘘でしょ。こっちは大学生だよ!?


当時60分860円で働いていた僕には破格の値段。

週一で通うとしたら48,000円。


だから、警備員のアルバイトも始めました。

比較的、日給が高く週払いをしてもらえる条件。


昼はスタジオ練習、夜は警備員の夜勤で朝まで。

結局大学生なのに授業はまったく出れない。


でも、一流の人に習うと違う。

下の下のボーカリストだった一般的な僕でさえも、

社会人になってから新宿のカラオケ大会で5位になるほどに

鍛えてもらうことができました。

その大会の審査委員長は、あのつんく♂です。


その人の練習方法はいたってシンプル。

割り箸を口に挟み、発声練習をすることと。

昭和の歌謡曲を使って音程を徹底的に体感させる。


警備員で稼いだお金は全てレッスン費に。

そしてそれ以外のバイトで稼いだ金は飲み代に...。


お金はまったく残らなかったけど、

体に染み込んだことは簡単に忘れない。


僕は当時本当に大学の授業も出てなくて

いわゆる勉強はまったく成績を残せていないけど...

(しかも最終的に退学じゃなくて除籍)


教育の本質って、

その後の人生にどれだけ応用できる事を学べるってことじゃないかな。


とはいえ音楽祭は優勝しても賞金ありません(笑)

でもこんなに、楽しいからいいよね!


これまで出会えた様々な先生に感謝!

松田聖子さんも、割り箸加えてレッスンしてたのかなぁ。


カラオケ評論家 改め 松田聖子が姉弟子。

櫻井樹吏