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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission4-①

2018.04.21 05:10

ロボット工学研究所の応接室。





紅  恭介と臣が対峙して座っている。





臣「計画通りに事が運ばなくて、残念だったな」





恭介「いや…全て想定内だが」





臣「で?アイツは…隆二そっくりな奴はいったい何なんだ?」





恭介「勘がいい君のことだ。もうおおよそ見当はついているんだろ?」





臣「あんたをボスって呼ぶくらいだ。

隆二そっくりに作られたロボットか?」





恭介「その通りだ。RYUJIは人型ロボットだ」





臣「……」





恭介「どうした?見当はついていたんだろ?」





臣「驚いた…」





臣「冷たい機械の体に人間の皮膚を模した物を貼り付けただけの

ロボットとは…とても思えない」





恭介「現存する人型ロボットの中でも、RYUJIは最先端の技術を駆使して作られたロボットだ。ターミネーターが更に進化したもの…と言えば君にも理解できるかな?」





臣「流石に得意分野ともなると、寡黙なアンタでも饒舌になるってワケだ」





恭介「…ここまで聞いたら、なぜRYUJIが作られたか…わかるだろ?」





臣「俺…対策か」





恭介「前にも言ったが、隆二は大切な恋人だ。色目を使ってもらっては困るんでな」





臣「色目ね…。アンタ本当にアイツのこと100%理解できてんのか?」





恭介「理解しているつもりだが」





臣「…まぁいい。で、話ってそれだけか?」





恭介「…本題に入ろう」





to be continued…