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TNRについて

2018.11.10 08:19

ノーラ犬猫病院が初めてノラ猫の、不妊手術をしたのが、1999.10.20です。

数日前に、動物愛護団体の方から、先生の病院でノラ猫の不妊手術の料金のことで、電話がありました

その時ノーラ犬猫病院の猫の避妊手術は15750円(現在22400円) 

             去勢手術は10500円(現在14200円)でした。

何十頭もいるので、料金を安くできないかと言われました。

一度病院に来てもらってから考えますと答えました

後日電話の方が来られて、話していくにつれて、信用できる方だと思い

猫の避妊10500円(現在11000円) 去勢5250円(現在5500円)でするようになりました

毎年何百頭と手術しました、体重1.5kg以下の子も手術しました

妊娠末期の子も手術しました。

あとから分かったのですが、FIV(+)FeLV(+)の子も手術しました。

術前に健康状態、血液検査等ができません。

ノラ猫たちは、一生に一度くらいしか病院に来ることはありません

だから、麻酔、縫合糸、手術器具、抗生剤、血管シーリングシステム

は飼い猫と全く同じものを使用します

不妊手術をすることにより、以前より少しでも快適な生活が送れるように思います

すべての猫を病院で飼うことはできません

病院医いる13匹は、元ノラ猫,元飼い猫です。

TNRとは

『T』Trap(トラップ):捕獲すること

地域猫を捕獲する際にいろいろと注意が必要です。猫と人、お互いの安全のためにも捕まえる時は捕獲器を使います。捕獲器は動物病院や保護団体などから借りることができる場合もあります。

・猫がケガをしないように気をつける

・捕獲器を仕掛けている間、その場所から離れない

・猫が捕獲器に入った場合は速やかに布などで捕獲器全体を包み込む

以上のようなことに注意して、捕獲を行っています。

捕獲器に入った猫は何が起こったかわからなくなり、暴れてしまうことがあります。捕獲器を布で包むことで外の景色が見えなくなり猫は落ち着くことができます。

『N』Neuter(ニューター):不妊手術

避妊・去勢手術することで、地域猫の数を減らしていくことが可能になります。

オス猫の場合は見た目で判断できますが、メス猫の場合は見た目で判断するのは大変難しいです。不妊手術したかどうか見た目ですぐに判断できるように耳先をカットすることが決まりです。

『R』Return(リターン):元の場所に戻す

不妊手術をしたあとは術後の経過観察をします。経過良好ならば、元の場所に猫を放します。地域猫を放置するのではなく、ご飯をあげたり、健康管理も継続して見守ることになっています。ご飯は置きエサをせずに食べ終わるのを待ち、後片付けや掃除をします。

地域猫の取り組みは徐々に広がっています。ご飯の時間や場所を決めたり、トイレの掃除をしたり…飼い主はいないけれども、地域住民やボランティア団体によって管理することで地域猫の安全が守られます。

全ての人が猫好きとは限りません。地域猫の理解を得るためにも、住民同士のコミュニケーションもとても大切です。