幸せホルモン❤︎
『幸せホルモン』
私たちの身体にはこんな別名のあるホルモンがあることをご存知ですか?
▶️セロトニン
一つは「セロトニン」と言われるホルモンで前向きで明るい気分を感じさせてくれる神経伝達物質です。
脳内で分泌されるセロトニンは
・リラックスしてるなぁ
・気持ちがいいなぁ
・落ち着くなぁ
などの気持ちに作用しており、穏やかな気分で今の自分の置かれている状況や環境に感謝の気持ちが湧いたり、存在しているものに幸せな気持ちを感じたり・・
「今ここにある幸せに気づく」という感じです。
同じ「幸せ感」でも快楽や高揚感や興奮を伴ったり、
何かをやり遂げた時の達成感、何かをgetした!など、理由があって感じる幸せ感とは異なります(これは別のホルモンが作用しています)。
セロトニンが増えると
☑前向きな気持ちになりやすい
☑やる気をおこしやすい
☑気持ちが穏やかになりやすい
☑ストレスを緩和しやすい
☑自律神経のバランスが整う
☑朝の目覚めがスッキリ
☑夜、寝付きが良くなる
心が元気がなくなるとこのセロトニンの分泌が落ちるため、うつ病などメンタルにも非常に大きな影響を与えていると言われるホルモンです。
また女性ホルモンの1つである「エストロゲン」の分泌が減る更年期には、このセロトニンが出づらくなるためイライラや落ち込み、不安感などを感じやすくなると言われ、PMS(月経前症候群)もセロトニン不足が一因とも言われます。
そしてセロトニンにはもう一つ大きな役割があり、睡眠ホルモンと言われる「メラトニン」と深い関係があるということ。
朝の太陽の光を浴びることでセロトニンの分泌が始まり、日中の起きている時間はセロトニンとして働き、その約14~16時間後、夜になると睡眠ホルモンのメラトニンに変化して睡眠へと導くのです。
ストレスの多い毎日を少しでも心が落ち着き穏やかでいられるよう、
そして質の良い睡眠のためにも、
心にも身体にもとても大きく影響しているセロトニンを大事にしたいですね。
▶️オキシトシン
もう一つは「オキシトシン」と言われるホルモンで、出産や授乳中に多く分泌されることから愛情ホルモンとも言われ、人や生き物と関わりを持ち、触れ合ったり、興味を持つことで分泌されます。
例えば、
・赤ちゃんや小さな子ども特有の匂いや柔らかさに触れ、優しく温かい気持ちになるとき
・気の合う友人とお喋りをしてポジティブな気持ちになれたとき
・困っている誰かのために手を差し伸べた時の優しい気持ちのとき
・ペットや動物を撫でたり戯れたりしているとき
・植物やお花を見たり、触れたり、癒されるとき
・「推し活」でキュンキュンしたり、元気になれる〜という時も・・笑
こういう場面で分泌されているのが「オキシトシン」で、コミュニケーションや思いやりや優しさなどの気持ちが深く関わっているホルモンです。
ちなみに自分自身を優しくセルフマッサージをしている時にもオキシトシンが分泌されるそうですよ。
「幸せ」っていろんな定義があり、それぞれの感情や感覚もあるものですが、
ヨガの哲学の教えでは本質的な「幸せ」は自分の内側にあると考えます。
誰かと比べる幸せではなく、
大きな幸せでもなく、
外ばかりに求めるのでもなく、
自分が手にしている小さな幸せや喜びに気づけるかどうか?がポイントではないかと思います。
そして心も身体もホルモンによっても影響しているということ。
どちらのホルモンも分泌を増やすのに複雑だったり難しいものでもありません。
☑自然のリズムで過ごし太陽の光を浴び、規則正しい生活を送ること
☑自分自身を大切に、愛情を持つこと
☑自分が好きなこと、好きな人、好きなものと過ごす時間を持つこと
☑呼吸と共に身体を動かしたり、セルフマッサージをすること
☑置かれている環境や状況に目を向け感謝をすること
☑周りに感謝や喜びを伝えたり、コミュニケーションをとって過ごすこと・・
自分次第で身体も心も小さな幸せや喜びいっぱいに過ごせると思いますよ♥