ZIPANG-6 TOKIO 2020 【古今折衷】150年続く三条の鍛冶集団近藤製作所と村の鍛冶屋がコラボ! 鍛冶屋が叩いた鉄フライパン皿とは❓
村の鍛冶屋は150年続く三条の鍛冶集団近藤製作所と協力し、木槌で叩いてひとつずつ製作
「鍛冶屋が叩いた鉄フライパン皿」とは
株式会社山谷産業(本社:新潟県三条市、代表取締役:山谷武範、ECサイト:村の鍛冶屋)は新潟県三条市で創業から150年以上続く近藤製作所(住所:新潟県三条市猪子場新田2165-9、代表:近藤 孝彦(6代目))の協力のもと、円形の鉄板を木槌で叩いてひとつずつ製作する手仕事の鉄フライパンです。
三条の鍛冶屋が丹精込めて作るフライパン
円形の鉄板をコークス炉で熱し、木槌で叩いてひとつずつ成形。
150年続く新潟県三条市の鍛冶職人近藤製作所が手掛ける鉄製フライパンが登場。
厚さ2.3mmで蓄熱性が高く、食材を入れた後の温度下がりが少ないため肉は旨味を閉じ込めてカリッと焼き上げられ、また強度が高いため焚き火や炭火での使用も問題ない。
専用ハンドル(別売)を使用することで、一般的なフライパン同様の使い方が可能であり、
ハンドルが取れるのでコンパクトに収納できます。
焚き火や炭火、ガス火だけでなく、IHでも使用可能なので日々の料理にも使用できます。
取手がないため鍋敷きを利用すれば出来たての料理をそのまま食卓に出せる!
18.5cmと22cmの、2サイズをラインアップ。
フライパン裏側底面に村の鍛冶屋のロゴを刻印。
食用油で防錆加工済みなので使用前のシーズニング不要。
錆紙で梱包しているため、開封時は水で軽く洗ってからご使用を。
■近藤製作所
鍬専門の鍛造屋として代々技術を受け継ぎ150年の歴史を持つ近藤製作所。近年鍛冶職人の減少により、様々な地域からの依頼を受けるようになり地域性や個人の要望に応えるオーダーメイド・カスタムの農機具製作を承っている。
中川政七商店監修の元園芸用品などにも製造の手を広げ、この度新商品として鉄フライパンの製造をはじめた。
【近藤製作所×村の鍛冶屋 鍛冶屋が叩いた鉄フライパン皿大 22cm商品詳細】
材質:鉄(SS400・厚さ2.3mm)
表面処理: 食用油
サイズ:約22cm
高さ 約1.5cm
重量:約750g
製造 :新潟県 三条市
価格:6930円(税込)
【近藤製作所×村の鍛冶屋 鍛冶屋が叩いた鉄フライパン皿小 18.5cm商品詳細】
材質:鉄(SS400・厚さ2.3mm)
表面処理: 食用油
サイズ:約18.5cm
高さ 約2cm
重量:約538g
製造 :新潟県 三条市
価格:6050円(税込)
【近藤製作所×村の鍛冶屋 鍛冶屋が叩いた鉄ハンドル 26cm 商品詳細】
材質:鉄(SS400)
表面処理: 食用油
サイズ:約26cm
高さ 約3cm
重量:約186g
製造 :新潟県 三条市
価格:5280円(税込)
お問い合わせ
株式会社 山谷産業
住所:新潟県三条市北入蔵2-2-57
電話:0256-38-5635 mail:muranokajiya@yamac.co.jp
編集後記
古今折衷
日本の職人による伝統技術を現代のライフスタイルに活かした事例です。
あなたはきっと毎日…手仕事の温もりを感じながら使うのが楽しくなる筈・・・
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
津軽デジタル風土記資料集
津軽地方には、貴重な文献資料が豊富に残されています。
残された数多の貴重文献から、特に「本州最北端に生きた人々」とするテーマに絞っても、更に膨大な資料が残されている状況であります。 当方ではお役目として、それに関連する絵図や、それ等に関する故事来歴等を抜粋したりの、さわり程度のことしか、お伝え出来ませんが、 是非、皆様にはこの機会にご照覧頂きたくご紹介するものであります。
今日迄、あまり知られていなかった絵図や、津軽の風物を描いた画帳など、珍しい資料が惜しげなく公開されました。歴史的にも文化的にも興味がそそられる、これらの資料をどうぞお楽しみ下さい。
ZIPANG-5 TOKIO 2020 古今折衷 津軽デジタル風土記 ~ 北斎 と ねぷたまつり ~(一)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/17253889
弘前 ねぷたまつり「見送り絵」 編集局イメージ
弘前 ねぷたまつり「鏡絵」 編集局イメージ
弘前のねぷた絵の素材には、江戸時代後期の絵本類、特に葛飾北斎らの画にもとづくことはよく知られているところであり、その第一人者であった竹森節堂(1896〜1970)以来、とりわけ北斎やその弟子が描く水滸伝や伝奇小説の挿絵が多く使用されてきた。
津軽デジタル風土記による
ねぷた見送り絵の制作と考察
ねぷた絵師 川村岩山
制作までの経緯
津軽デジタル風土記のプロジェクトに加えて頂いた私の担当部分は、 江戸時代の読本の挿絵に登場する女性達を、ねぷた絵の手法を用いて見送り絵として現代に蘇らせるというものである。
当初の打ち合わせ段階では、武者絵を考えていたが、華やかさと後述するねぷたの見送り絵の現状、さらに袖絵との組合せなどを色々勘案し、女性像に落ち着いたものである。
私がこのプロジェクトに取組んだ最大の理由は、以下のような現状認識に基づいたからである。従来からあった「三国志」や「水滸伝」を題材とする見送り絵はほぼ描き尽くされていて、近年は仏画や単なる花魁等を題材とするなど、鏡絵との組合せ上、題材としてギャップを感じさせる見送り絵が多くなっている。
太平洋戦争後、ねぷた祭が復活した頃(昭和二十年代後半から三十年代)は、日本の題材を使用した見送り絵が多く存在したものである。こ の頃を見習い、ねぷた見送り絵の確かな画題の「絵」を補充しなけれ ば、早晩底をつくと考えていた危機感がこのプロジェクトに取組んだ最大の理由である。
昔の私もそうであったが、若いねぷた絵師が一番欲しているものは、なんといってもねぷた絵の下絵とその下絵を作るための「元絵」であ る。
日本には読本の登場人物像や歌舞伎の役者絵、武者絵など、ねぷた絵の題材として相応しいものが沢山存在している。これらを積極的に取り込んでいくことで、ねぷた絵に幅を持たせようとしたのが、現代ねぷた絵の先駆けの竹森節堂先生や長谷川達温先生であった。
私がデジタル風土記のプロジェクトに参加するにあたって、自分なりに留意したことは、簡単にまとめると以下のとおりである。
(1)三国志・水滸伝・漢楚軍談以外で、ねぷた絵見送り絵に相応しい元絵を探し下絵化すること。良く知られた伝奇ものや歴史上の人物・伝承などから、諸先輩が築 いたねぷた絵の流れ(動き等が感じられる絵)から逸脱しない元絵を探し、見送り絵として展開しやすいように整えること。
(2)元絵をどのように彩色し見送り絵にするのか考えて取組むこと。読本挿絵はモノクロの世界である。ねぷた染料の色数は、わずか 十一色(赤・黄・橙・青・紺・緑・緑黄口・紫・桃・茶・黒)、墨を 加えても十二色しかないので、その組合せも考えながら彩色したつもりである。
(3)様々な資料から下絵を作るので、下絵のサイズを統一して後の展開を 容易にすること。今回はすべて八号サイズに統一した。
(4)元絵の出典を明らかにして、誰が見ても聞いてもその絵が何かしっか りわかるようにすること。
少し前までは絵師自身が場面の説明などを受け持っていたが、皆が スマートフォン等インターネット接続機器を持ち歩き、どんな情報でもすぐにアクセスし調べることができる今の世の中では、しかるべき出典等などが明示されていると幅が広がると考えた。
(5)紙ベースから順次デジタル化し、広くねぷた絵師を志す若い人に 使ってもらえるようにすること。 ねぷた絵の世界も確実にアナログからデジタルへ変化しているので、乗り遅れることないようにするということである。
なお、今回作成した作品三十点の一覧は別項目を参照いただくことに して、そのうち、新作(すなわち、これまで実際のねぷたに見送り絵として描かれたことがないと思われるものや下絵も残されていないものを除いたもの)は、以下の十八点である。
阿旬(おしゅん)『旬殿実実記』
花児(はなこ) 『小栗外伝』二編
環(たまき) 『自来也説話』後編
韓衣(からぎぬ)『国字鵺物語』
光明皇后 『絵本三国妖婦伝』下編
狭高(さたか) 『阥阦妹背山』
佐用媛(さよひめ) 『松浦佐用媛石魂録』
松嶋局 『星月夜顕晦録』三編
松嶋局(遺言の図) 『星月夜顕晦録』三編
菅根(すがね) 『孝子嫩物語』
千代曩媛(ちよのうひめ) 『千代曩媛七変化物語』
総角(あげまき)『東男奇遇糸筋』
貞児(さだこ) 『絵本璧落穂』
白糸姫 『小栗外伝』三編
舞鶴姫 『俊寛僧都嶋物語』
妖女菖蒲(あやめ) 『国字鵺物語』
妖婦梢 『山桝太夫栄枯物語』
葎戸(むぐらど)『頼豪阿闍梨恠鼠伝』
ZIPANG-5 TOKIO 2020 古今折衷 津軽デジタル風土記 ー ねぷたまつりと北斎 ー その邂逅への経緯 (二)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/17336141
「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクト概要
弘前大学教職大学院教授 瀧本壽史
本プロジェクトの趣旨と取り組み姿勢
「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクトは、大学共同利用機関法人人間文化研究機構国文学研究資料館(以下、国文研と略記)が推進す る「文献観光資源学」の中の柱の一つであり、全国に先駆けたモデル ケースとして位置づけられているものである。
弘前「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクト調印式
共同研究であり、国文研 と弘前大学教育学部、弘前大学人文社会科学部、及び津軽地方の公的資料所蔵機関である弘前市教育委員会(弘前市立弘前図書館〈以下弘前図 書館と略記〉・弘前市立博物館)、青森県立郷土館の五者が覚書を締結してその推進を図っている。
共同研究期間は平成二十九年度(2017年度)から令和元年度(2019年度)までの三年間である。
初年度は、平成二十九年七月十五日(土)に弘前大学創立50周年記念会館みちのくホールにおいて、文献観光資源学「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクト推進に関する覚書の締結記念講演会「津軽の魅力と文化を世界に発信!ー古典籍・歴史資料のデジタル公開に向けてー」を 開催しプロジェクトのスタートとした。
締結式の後、弘前大学名誉教授 長谷川成一氏、国文研館長ロバートキャンベル氏による記念講演会を 行った。最終年度の今年度は、本資料集の刊行後になるが、同じ会場に おいて、文献観光資源学「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクト成果報告会「津軽の魅力と文化を世界に発信!―古典籍・歴史資料のデジ タル化と未来―」を開催することとし、三年間の成果報告を行うとともに、「古典籍・歴史資料のデジタル化と未来」をテーマに、ロバート ャンベル館長の講演とフォーラムを実施し、三年間にわたる本プロジェクトのまとめとし今後の展望、デジタル化の未来について考えることとしている。
三年間の活動等については本資料集に詳しく記載しているところであ るが、本プロジェクト推進に当たっての基本理念と基本姿勢を次のように考え、取り組んできた。
本プロジェクトは、本書「活動報告編」で木越俊介氏が記しているよ うに、従来紙媒体で限られていた場所(研究機関・博物館・大学等)に 集中していた地域資料、すなわち古典籍や古文書・絵図などの歴史資料、さらには固定的な碑文などもデジタル化しアクセスを容易にするとともに、紙媒体と併用することによって再資源化していこうというものである。
つまり、津軽地域の歴史的資料の画像と情報をデジタル空間において体系的に連結し、新たな津軽の地域的価値、魅力を創造し、発信 していこうとするものであり、具体的には、今回、本プロジェクト推進に関する覚書を締結した各機関がそれぞれ所蔵する資料とこれまで培ってきた実績を合わせることで、新たなデジタル環境の構築、そしてそれ を地域の資源として生かしていくという未来志向のプロジェクトである。
これが本プロジェクトの基本的な理念であるが、加えて、地域の価値を再発見していくためのユーザー参加型ツールを構築しながら、現代の視点から地域情報を再統合していくことも、本プロジェクト推進に当たっての基本姿勢としている。
ユーザーの参加、広くは市民の参加は本 プロジェクトの幅も奥行きもさらに広げ充実したものとしてくれる可能性が大きい。個人所蔵の資料の活用や、新たな資料の発見、多くの人々の多様で多彩な観点から導かれる津軽の魅力と文化の発見と発信、さら には観光資源としての活用は地域創造にも繋がっていく。
本プロジェク トが資料の収集とそのデジタル化にとどまらず、積極的に市民の中に入 り込み、また教育活動に取り組もうとしたのはこのような考え方からで ある。木越俊介氏が本プロジェクトの中間報告会(国文研主催「第四回 日本語の歴史的典籍国際集会」平成三十年七月二十七日)において、本 プロジェクトの全体像を「ナビゲーションからコミュニケーションへ」 として表現したのはまさにこのことによる。
詳しくは、本書「ねぷた編」「活動報告編」「教育活動編」をご覧いただきたい。小学生から高齢者の方々まで、そして津軽地域全域にわたって、本プロジェクトが関わってきたことを知っていただけるのではないだろうか。
そして、本プロ ジェクトのさらなる可能性、未来が開けてくるだろうということにも、 思いをはせていただけるのではないかと思っている。本プロジェクト終 了に当たって開催する成果報告会における講演とフォーラムのテーマを 「古典籍・歴史資料のデジタル化と未来」としたのもそのためである。
ZIPANG-5 TOKIO 2020 古今折衷「津軽デジタル風土記」 〜 新形式で後世に残すねぷた絵DNAの継承~(三)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/17397380
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ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
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