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アオ・カオソーイ!

カオソーイ大使のメルボルンだより(第9回)

2018.05.01 00:00

アオ・カオソーイ!エリです。今回はメルボルンから離れ、タスマニア・ホバートからお届けする特別編です。




タスマニアは、メルボルンから飛行機で1時間少しで行ける、オーストラリアの離島です。空港のある美しい港町のホバートは、オージーにも観光客にも人気があります。歴史を感じさせる建物とおしゃれなカフェが混在していて、雰囲気はメルボルンに近い感じ。でも、全体的に規模が小さく、静かで落ち着いている印象です。うーん、私好み!到着したその日のうちに、すっかり気に入ってしまいました。





街のことを知ろうと目的もなく歩いていると、不思議なお店を発見しました。「たこ焼」ののれんがかかっている横の看板に、パッタイやグリーンカレーなどおなじみのタイ料理の名前が並んでいます。そう、ここ「シークレット・ビギニングカフェ(Secret Begining cafe)」は、なんとも珍しいジャパニーズ・タイカフェなんです。





いったいどんなお店なんだろう?と興味本意でメニューを見てみると、カオソーイを発見!タスマニアの食べ物は、サーモンや牡蠣などの海産物が有名ですが、街を歩いてみると意外にジャパニーズやタイ、インドなど、アジアンレストランも目に付きます。そうはいっても、まさかここで出会えるとは。予期しなかった再会に期待が高まります。





午前11時半に入店しました。テーブル席が7席とカウンター席のみの小さな店内ですが、椅子にかけられたカバーや、壁の飾りがカラフルで楽しい気分を盛り上げてくれます。ところどころに見つけられる日本らしい飾りや日本語を探しているうちに、あっという間にカオソーイが運ばれてきました。





スナック菓子のような揚げ麺が目立つカオソーイの、まずはスープからいただきます。む、これはどうやらカレーベースではないようです。レモンをしぼる前から酸味が感じられて、ココナッツミルクというよりは、砂糖の甘み。さらさらのスープに入っている中華麺は柔らかめでした。お肉はチキンかビーフかを選ぶことができたので、いつも通りチキンにしました。煮込まれているのではなく、一度焼いてからトッピングされているみたいです。





それにしても、このメニューを見てください。ラーメン、そばときて、そのあとにカオソーイ。この並び、面白いですよね。オーストラリアではFusion(融合)といって、複数の国の料理を組み合わせて提供していることもよくあるのですが、タイジャパニーズもあるんですね。まだまだ、オーストラリアでカオソーイ探しの旅は続きます。



■今回のオーダー
カオソーイ A$16(約1,440円)




■店舗情報
Secret Begining cafe
Rear65 Elizabeth St, Hobart, TAS
11:00 - 17:30/月〜金
11:30 - 15:30/土
エリザベス・モールから徒歩1分


※この記事の内容およびレートは、2018年2月時点のものです。