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宗淵寺/願興寺

8/17 観音講恒規法要

2022.08.17 06:15

本日17日は新美山願興寺観音講の恒規法要でした。16名の参拝がありました。 盂蘭盆会明けという事もありお参りは少なかった様です。

読経の後、ご住職のご説教がありました。

15日の夜半に行われた灯篭流しの件。三密を避ける為に供物や灯篭を主催者が受取り皆さんにはそのままお帰り頂く。その後主催者により、法要にてお流しするという形態にした。

棚経の件については、3年前とは随分状況が変わって来た感があるとの事。檀家の家人にコロナの感染者があり棚経をお断りするとの連絡があったとの事で、3年前であれば感染した情報などひた隠しにしていた。皆さん、コロナに慣れてめずらしい事ではなくなったと思います。

3年前には棚経の始まり時期、地元で100名の感染クラスターが発生して一時棚経を中止した事がある。今では、10倍以上の感染数でも棚経を辞めるという事は考えないという状況。だから、外での行事であれば極端な密になる状況でなければほぼ大丈夫ではないか。3年前には考えられない判断である。感染自体が珍しくない認識となった。


コロナ感染については、仏教で云う処の貪瞋痴の三毒が思い浮かぶ。


まずは貪。これは疫禍当初に見られた事象。他にも困っている人がいるはずなのに、マスクや消毒液などを奪い合う様子があった。


次に瞋。感染したり感染する状況になると怒る方た多くなった。不安からくる怒りではないか。


最後の痴とは、物事について判らないという意味で、コロナについてはいろいろな情報はあるが理解する事は中々困難、出来なかった。


この様な困難な状況になると人の感情、行動はこの三毒で説明できる。仏教の普遍性をコロナが教えてくれた、というご説教でした。

その後、行茶のご接待でしばし歓談の後散堂しました。合掌(観音講副会長 金本和夫 拝)