カランデミータ。
コレが噂のカラミータ!はじめて現物を目の当たりにしました。
超ハイコスパなクロモリバイクとしてその名を轟かすカラミータ。
しかし購入されたオーナーさん曰く「何だかシックリ来なくてあまり乗らない」との事。
フレームを見るととてもキッチリ作られており、これで完成車¥10万とは「恐るべし」ですが他の部分に目をやると・・・チと皺寄せが。
ブレーキレバーを握ると何か変、何が変? 正面から見ると完全左右対称です。
左右レバーを共用する為の作戦なのでしょうが、コレはそりゃぁ・・・使い易くは無かろうなぁ。
ヨシガイ製のダブルレバーは見目美しく、パワーラチェットの音も指先に心地いい。
けど、フリクションレバーで9速を管理し切るってのは少々ハードル高め。
こういったハンドル周りの取っ付き難さが、オーナーさんの乗らん原因っぽい。
ならば・・・ジャンク箱をガサガサ漁って掘り出したオールランダーバーと懐かし系のZOOMクロモリステムをセットしてポジションをお気楽化。
シフターも何とかしたいよね、と探すと丁度良さげなシマノのインデックスレバーとディズナのコラムマウントのセットが。
コレで手元にシフターを持って来れば更に気軽な一台になりましょうぞ。
しかし残念ながら手元にあるのはノーマルステム用のΦ22.2mmクランプ版で、アヘッドのカラミータさんに装着する事は叶いません。
ま、ダブルレバー位置のままで良いか。インデックスになっただけ上等でしょう。
ただなぁ・・・何か・・・ん〜・・・。
あ。
こんなんどないだ?
ノーマルコラムの根っこはΦ22.2mm、フラットバーの握り部もΦ22.2mm、同じ22.2mmならハンドルにつけても良いんじゃなかろうか?とセット。
見た目に違和感ありありですが、操作してみると案外いけそうです。
リアは普通のサムシフター的な動きで、フロントは・・・よいしょって。
Sramのディアルドライブシフター退化版、みたいな感じでバカバカしい。
「こうしたい!」
そういう方向性が見えているなら、適切な部品を選ぶべきですが。
「現状が気に入らない」
というだけならこういった余っている部品でコストを掛けずに取り敢えず変えてみて、現状打破から始めるというのもアリかと。
じゃぁその余った部品は何処から来るのか?
今回外した完全対称ブレーキレバーとかが、ジャンク箱に放り込まれ次のオーナーを待つ。
輪廻輪廻なのです。