「宇田川源流」【現代陰謀説】 ロシアの防空部隊はUFOを撃墜したと主張
「宇田川源流」【現代陰謀説】 ロシアの防空部隊はUFOを撃墜したと主張
毎週金曜部は「現代陰謀説」をお届けしている。今週は、陰謀と言いながらもUFOについてお話をしてみたいと思っているので、陰謀というのとは異なるかもしれない。まあ、陰謀という言葉には、様々あるので、なんとなくUFOと陰謀を結び付けたいと思っているのである。
さて、その前に今週は何があったかと言えば、いつもここでは絶対に扱わないものであるが、「博多駅前ストーカー殺人」であろう。ストーカー殺人と言えば、私たちのような古い人間には1999年(平成11年)10月26日に埼玉県桶川駅の前で起きた「桶川ストーカー殺人事件」であろう。全く関係ない人物をストーカーが付け回しそして最後には殺人に至ったという事件で、加害者の一人は自殺。その他の共犯者が懲役刑になっているが、契機が15年であったことからすでに出所しているものと思われる。この事件を契機に「ストーカー規制法」が成立した。世の中に「ストーカー」という言葉が広く知られたきっかけであろう。
ストーカーとは,一方的に関心をいだいた相手がいやがるにもかかわらず,執拗につきまとう人のこと。「忍び寄る」「こっそり追跡する」という意味の英語 stalkに由来する。特定の人やその家族などに対して待ち伏せを行なう,連続して電話をかけたり執拗にメールを送信する,中傷する内容の文章や羞恥心を与える写真をインターネットなどに載せる,といった八つの行為を「つきまとい等」とし,この「つきまとい等」を同一の者に繰り返し行なうことを「ストーカー行為」と定めている。「つきまとい等」には警察本部長などが警告し,従わない場合には都道府県公安委員会が禁止命令を出す。禁止命令に違反して「ストーカー行為」をすると,1年以下の懲役または 100万円以下の罰金に処せられる。被害者が申し出をするか告訴しなければ,規制や援助の措置がとられない。
この規制が出ているにもかかわらず、「ストーカー」が付きまとい、そして最終的には殺人事件などに発展する場合が少なくない。それだけ「ストーカー」が「依存体質」であることを意味している。このような事件は、本来は「何か他の没頭できることを探す」というような対処が必要なのかもしれないが、なかなかそのようなことにならないのが大きな問題であろう。まあ、なかなかなくならない事件であり、同時に周囲の観察が必要なのではないか。
ロシア軍がUFOを撃墜と主張 オレンジ色に発光する謎の球形物体に対空ミサイル発射
ロシア軍が南西部のロストフ地域で防空作業中にUFOを撃墜したと主張している。地元メディア「オストロジュナ・ノーヴォスチ」が4日、ロシアのSNS「テレグラム」に動画を公開した。
17秒の動画では、空中でオレンジ色に強く発光する謎の球形の物体に対空ミサイルを発射。命中し、物体が爆発し、光を失うシーンが収められている。該当のテレグラムには「『見て、別のものがなくなった』 ロストフ地域での防空作業の別のビデオ」とつづられている。
これを英紙デイリー・スターは5日、「ロシアの防空部隊はUFOを撃墜したと主張している」と報じた。
前述のテレグラムの「別の」とはどういうことか。もともとロストフ州のヴァシリー・ゴルベエフ知事が3日、テレグラムに「ボールの形をした小型の物体がミャスニコフスキー地区にあるスルタンサラの村の2400メートル上空を飛んでいるのが発見された」と書いた。その謎の物体を地元の防空部隊が対空ミサイルによって破壊した。それを同日、地元メディア「リヴエット・ロストフ」が「ボールの形をしたUFOが撃ち落とされた」と報じたのだ。その際には動画も画像もなかった。3日のものとは別のUFOを4日に撃墜し、その動画をオストロジュナ・ノーヴォスチがテレグラムにアップしたというわけだ。
謎の物体は攻撃してこず、空中に浮いていただけだった。偵察用のドローンにしては、すぐに発見され、すぐに撃墜された。未確認の飛行物体ということで、UFOと呼ぶしかないだろう。ゴルベフ氏は、UFOという前提で、「空は対空防御で覆われている」と地元の人々を安心させ、危険はないと述べた。
2023年1月6日 10時39分 東スポWEB
https://news.livedoor.com/article/detail/23491848/
さて、上記の記事から見て、UFOが出たのは、ロシアのロストフ州であるということがうかがえる。ロストフ州はヨーロッパロシア南部、ウクライナ国境に位置し、南西部はアゾフ海に面する。州の大部分は東ヨーロッパ平原の南部にあたり、一部に前カフカス地域にかかる。州の西部にドニェツク台地(大部分はウクライナ領)の東端(最高点253m)を含み、北部にはドン連山が、南東部に緩やかなエルゲニ台地の支脈がある以外には、州全体の地形は概ね平坦。南部はクマ=マヌィチ盆地。
この位置関係から見ればつまり、今回のUFOは、餡に「宇宙人の乗った乗り物」が来たのではなく、ウクライナが発した正体不明の兵器かもしれないということを書いているのではないか。つまり、この記事そのもの(元のロシアの記事を差しているが)が信憑性が低いのか、あるいは何かのプロパガンダを含む内容になっているのかということを考えなければならないのかもしれない。
要するに「ロシアのウクライナ国境付近は防空体制がしっかりしていて、ウクライナの兵器ということではなくても打ち落とす」ということを報じており、この事をロシア国内で報じることによって「国民への安心感」を出しているということになる。そこにUFOと報じることによって「偵察ドローン」などの可能性がなく、敵をウクライナと認定していないところに味噌があるばかりか「世界で報じる可能性」を出しているということになる。
このように考えるとこのブログもその「陰謀」にまんまと乗せられたことになるのかもしれない。
しかし、逆に言えば「ロシアは自分たちの正義以外には信じず、身分不明などのものを誰何することはなく、攻撃する」ということを意味しており、自分たちの条件でしか和解交渉を行わないということも意味しているのである。ある意味で「国民の安心感を与える事」がそのまま「外交上ロシア自体を追い詰めている」ということになるのであるが、残念ながらそのことをロシアが気づいていないということになるのではないか。
そのようなことを考えれば、このニュースはなかなか面白い効果が出てくることになる。もちろんこれが本物の宇宙人であればどうなったのかということも気になる。実際は打ち落とした内容を調べて発表してほしい所であるが、どうもロシアはそのことはしていないらしい。つまり、「何を落としたかわからない」または「本当は落としていないヤラセや創作」かもしれないということになるのである。
まあ、面白いニュースだったということでよいのかもしれない。