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第222話:カーリヤ蛇を懲らしめる(8):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.04.22 02:18

それから主バララーマは、

クリシュナに命を捧げている

ナンダマハラージャと他の牛飼いの男たちが

蛇の池に入り始めろうとする

のを見ました。


人格を持った至上主である主バララーマは

主クリシュナの真の力を

完全にわかっていたので、

彼らを止めました。


主は蛇のとぐろの中に

しばらくいたままでした。


まるでよくある死に行く運命の者の振る舞いを

真似ているようでした。


しかし、

主だけが唯一の人生の保護所であり

ゴールであるゴークーラの

女性、子ども、他の住民たちが

彼への愛からひどく心を痛めていることが分かったので、

主はすぐにカーリヤ蛇からの束縛を解きました。


大きくなった主の体のせいで

とぐろがよじれてしまい、

カーリヤは主を放しました。


激しく怒った蛇は頭頂を高く持ち上げて、

荒々しく息を吐いて立ちはだかりました。


蛇の鼻孔は毒を煮立たせた鍋のように見え、

顔の凝視する目は松明のようでした。


それから、蛇は主を睨みつけたのです。


…つづく

(10巻16章22-24節)