嫉妬が減った話

こんにちは、

精神科医の諸藤えみりです。

わたしは負けず嫌いで

嫉妬する一面があります。

この性格がやわらいだ話です。

思い返すと、わたしは昔から

他人を″いいな″と

思うことが多かったです。

特に医学部生だったとき。

同級生たちは

裕福な家庭出身の方が多かったです。

親が勤務医や開業医の同級生たち。

彼らの持ち物、

お金の使い方が羨ましかったです。

わたしは一般家庭。

親は必要なお金は出してくれます。

でも、

欲しいものを

我慢することが多かったです。

親のお金だと思うと

使えませんでした。

その隣で

自由に欲しいものを買う同級生たち。

「いいな、羨ましいな。」

と、思っていました。

・わたしも裕福な家庭に

生まれたかった。

・お金持ちの家に生まれてズルい。

嫉みも出ました。

社会人になり、

欲しいものを自分で買いました。

学生のときより自由です。

そこで満足したらいいのに

もっと欲しくなる。

SNSを見ると

お買い物している人がいます。

わたしが欲しいけれど

買えないもの。

世の中には

お金持ちがたくさんいる。

いいな、と思う。

同時に妬みも出る。

今の現状に満足できないのです。

あるとき、

お金持ちの方が仰っていました。

その方はお金持ちの家庭に生まれ

今も豊かです。

「お金持ちがお金持ちなのは

その人が頑張ったから。

子孫が豊かなのは

お金を守る勉強をしたから。

努力の結果。

華やかな表部分だけで

判断してはいけない。」

わたしはハッとしました。

成功して豊かな人は

必ず努力している。

彼らの努力を見ずに、

お金があるという一面を妬むのは

お門違いだなと。

嫉妬していた自分が

恥ずかしくなりました。

だって、

わたしはお金について無知で

何の努力もしていない。

(焼き芋食べてアニメ見てるだけ笑)

嫉妬する暇があるなら

わたしも努力をしたらいい。

そして、

今持っている物を大切に使う。

今あるもので

名一杯幸せを感じる。

これしかないなと思いました。

欲はキリがありません。

欲望に飲まれないために

今置かれている現状を楽しむ。

妬む前に自分を省みる。

妬むのもしんどいです。

苦しい。

妬みが出たら、立ち止まる。

自分に問う。

「嫉妬するだけの努力を

わたしはしたの？」