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Asuhi Yahiro

vol.256 旧暦お正月

2023.01.20 15:55

いよいよ、ソルナル!

”ソルナル”とは

韓国の旧暦お正月の呼び名です。




旧暦お正月をお祝いするのは

中国をはじめとする

台湾、シンガポール、マレーシア、ベトナム、北朝鮮、韓国等のアジア諸国です。




日本は新暦の1月1日が元旦でお正月ですね。

だから日本人の私は

韓国へ花嫁に来て

旧暦のお正月というものを

初めて体験しました。




旧暦お正月の意義は日本のお正月と同じです。

日本でいうところの

おせち料理的なものも

やっぱりあります。




違いは?。。。と言えば

実は沢山あります。




故郷の田舎へは家族がたくさん集まります。

旦那様側の故郷の事です。




一番年が上の旦那様のお母様が

ボスとなり

以下の息子達の花嫁は

ボスの指示に従い

ひたすら

働くのがソルナルでもあります。




そんな~

いまどき~~~

あほくさ!




そー

タカをくくっていた私は

なんとかなるさ

とずーーーーっと

思っていましたが




現場では

やるしかない!

花嫁修業場でした。




結婚初年から

数年間は

ソルラルの度に

これに有無を言わずに参加させられ




帰宅後は必ず

高熱40度を出して

10日間程入院してました。




ソルラルよりこの10日間が

最も苦しかったです。

40度が10日間下がらず続くので

毎年肉体はかなり衰弱しました。




でも入院するので

家族の食事も作らなくていいし

掃除も洗濯も

息子の世話もしなくても

いいので

それは楽でした。

でも毎日40度は

肉体的に

きつかった!




弱いな~~~~~




ソルナルごときで!と

今振りかえると自分自身に笑いがこみあげますが




韓国人女子に聞けば

誰もがそれを避け

嫌っているとの事でした

怖ッ




なので最近の

若者や

若夫婦は

ソルナルは海外旅行へ行く人も

多いとのことです。




なるほど

辛い気持ちは

みんな同じ

世界共通!

国内共通!




でもこのソルナル儀式もだんだん

みんな慣れてきます。。。

しかし

当日のお料理より

その前にしておく

下仕事が

実は最も大変でした。




それは

食材の買い出しに始まり

大量の野菜の購入と選別

その全ての丁寧な水洗い

野菜の乾かし

いろいろな形や大きさへのカット

下味付けなどの

下ごしらえなどをすることです。




私は毎年入院する在り様でしたが

ボスお母様は

年季が入っているとはいえ





毎年

この大変な下仕事を

ご苦労をして

大家族の為に

何日も前から

たった一人でし続けてきました。




朝、昼、晩と

手料理をし続けて

当日を迎え

下ごしらえができている材料を

花嫁達は

当日お料理するわけです。




たったそれだけなのですが

一日三回大家族分を作ります。

しかもソルナルは

1日ではありません!

3~4日それを女達だけでします!




男は食べて寝てだらだらするのがソルナルです。

赤ちゃんや子供の世話や面倒さえもみません。

赤ちゃんが泣いておむつを換えたり

ミルクをあげるくらい

男たちにもできるのに

なんにもしないと言う実態!

凄い国です!

日本人の私はもうこの習慣にびっくり!




お食事が終われば

女性だけが

大量の食器を

手洗いし

それを拭き

食器戸棚へ戻し

散らかったお部屋をお掃除します。

勿論キッチンのお掃除も

毎回3回

を繰り返すわけです。




文字にすればなんのことはない事ですが

大家族分を1日3回を3~4日間

全ての食事の

コップや

食器などの

洗い物

生ゴミの処理や

食事の後かたずけは




かなり重労働です。

そして食事作りもてんやわんやで

かなり忙しく時間がかかります。




私は下っ端

だから

たいした役割は与えてもらえず




というか。。。

何もできないので

それは当然なのですが




私がすることは

技術も能力も必要ないことでした。




主に

先に述べた

食事の準備と食事の後かたずけです。




全ての食器洗いと後かたずけ。

キッチンと食堂とリビングのお掃除。

生ゴミ処理などなど。




そしてボスお母様が早めに

作り置きした

お料理をホットプレートで温め直して

温かいお食事にする役割です。




電子レンジは

お料理が美味しくない!

ということで

一切使用しません。




そのため

お料理の温め直しは

フライパン

鉄板焼き

ホットプレート

の3つを私独りで屈指します。




とにかくお食事時は

大人数で

一日3回作り

その量も多いので




最初私は

温め役のお仕事のせいで

”火当たり”し

倒れました。




ほんと

火を目の前に何時間もそこに居続けるのは

凄くシンドイです。

これは体験して見ないとわかりせんね。




私もそれまでは

なんとかなるさ!

大丈夫大丈夫!

と心も頭も

明るさ2000%

でしたよ。




ほんと他国の異文化って

旅行とロングステイと日常生活では

それぞれ全く違う事を

初めて知った瞬間でもありましたね~。




他のお姉さん達は

難しいお正月のお料理の担当をそれぞれ

与えられ

手際よくしゃっしゃっと

でも超忙しく

立ち働いていました。




しかし

だんだんボスお母様も高齢化され

この行事は

だんだん簡略化




集まりはあっても

お料理の品数は減り

その量も減り




代わりに焼き肉パーティーで

お腹を満たす様になりました。

そして大きな変化は

焼き肉パーティの買い出しは

男性陣と子供達です。




焼き肉の準備、焼き役、お料理、後かたずけ

洗いものまで

男性陣だけでやってくれます。




男性陣は以外にも結構和気あいあいと

楽しそうにやっています。




彼らが購入する食材は豪華です。

流石お値段を考えない男性陣!

ここぞとばかりに高級お肉を調達します。

子供達には大人より安い値段のお肉を与え

自分隊は高級お肉とビールでご機嫌です。




まあ

そのくらいの楽しみと

ご褒美はあっても良いよと

女性全員は思っていて何も言わずにいます。




子供隊は買い出しでそれぞれ皆好きなものを

いくつか買ってもらっているようで

焼き肉がバーべキュウパーティになり

大騒ぎしながら楽しんでいます。




子供達は鳥肉や豚肉、牛肉を食べますが

田舎の町自体がお肉では有名な場所でもあるので

良い商品が安く手に入ります。




ですので子供隊も

ここぞとばかりに

お腹一杯食べて大喜び。

だから

誰も文句を言う人はいいません。




これに従い私達女性達は随分

楽になりました。




でも苦労は

今思えば

面白いことも多かったな。




私は苦労は好きではありません!

しかし

笑いと涙とまた笑いの

ハリケーンだったことは事実です。




そう思うと

可哀そうだったのは

私の肉体だけだったのかもしれません。




私は苦労の時間を

私は魂レベルでは




わーーーーー凄いね!

こんなナンセンス

しちゃううんだ~~~~




わーーーーー

こんな

あほくさい事

しちゃうんだ~~~~




わ~~~^^^^^^^^^

こんな疲れる事

わざわざするんだあ~~~~~




と興奮しながら体験していたと言えますね。




それも

肉体が

長年悲鳴を上げ続けた御蔭で

その声が宇宙へ届いて

肉体の願いがやっと叶ったという訳です。




ソルナルの

仕事は

今年もありますが

以前より

激減したと言うことです。




もっと早く願いを叶えるには

私がみんなや家族と喧嘩しても嫌われても

生の声を現場で出して

”私はソルナルにもう参加しません!”

と言えばそれで完了しました。




そうなんですね

願いを叶えるには

つねに現実で

自分の肉声を音に出す事です。

願いを声に出すことはとても重要です。

そしてそれを行動実行することです。




それはいつでも

何に対しても同じです。




私は何度も入院しましたが

そのことを

皆に言っていましたし

お皿洗いも

温め役も

私には

辛いから

量を減らして欲しいと

ボスお母様へ直接言いました。




”やりたくない!”と言わなかった訳は

私の意志としては

やりたかったからです。

苦労は嫌いだ!と言いながら

やりたかったと言う意味は何故?




何故ならば女性達のj苦労を見て

その苦労を私はよく知っていたからです。




私はどちらかといえば

皆やお姉様達や

ボスお母様の

役に立ちたい!

と心から思っていました。




しかし私は私の肉体を守ることも使命でした。

そのため私の心と肉体の間には常に葛藤がありました。




私の性格上

嫌な事はやって見てから

どう対応するか考える主義でした。

反応をみて

だめだったら

はっきりそれを伝えます。

その時は相談ではなく

大抵私の結論は決定しています。




多くの人は

やって見て自分に合わない場合

相手と相談して

未だも少し我慢したりする

歩み寄りみたいな時間を持ちますが

私にはそれはありません。

だから

いつも穏やかで協力的なのに

なんだこいつ!

みたいに思う人は多いと思います。

しかし

私はそこに行くまで

本当に死に物狂いで

最善を尽くします。




私は何んにもやらないで

自分はしないで

嫌だから

NO

とは

基本的には言わない。

というか。。。

言いたくないかなぁ~

それは綺麗事を言っているのではなくて




戦争や悪意や

危険なこと以外は

やってみる

価値は常にあるんじゃないか!

と言う私の好奇心から来ています。

だから興味が無くなれば

辞める可能性もあります。




なんでもやって見ないと

本当のところはわかんない!

と私は考えています。

それに輝きがあれば!

でもその陰で私の美しい肉体は

多いに迷惑をし健康を損ない生傷が絶えません。




ごめんね。

私の肉体。

私は私の身体もとても大切だから

これからは

良い友達

良い体験を

選びながら

これまでとは

また違った好奇心の

体験の扉を開けて行こうと

思っています。




旧お正月おめでとう!

なんか私

新しくなった感じがする。。。