ふわふわの犬
こんにちは、皆さんがお好きな動物は何ですか?
私は断然「犬」ですね。
昔はそれほど犬が好きというわけでもなかった私が犬大好き人間になったのにはきっかけがあります。
一時期、とてもつらかった時期があり、家の和室の窓辺に体育すわりをして私は毎日のようにしくしく泣いていました。すると当時同居していたおばの、今は亡き飼い犬(ロンさん/オス/雑種)が私のそばまでトコトコとやって来て肩をポンポンと叩くのです。まるで私のことを励ましているようでした。そして、そういう時は私のそばにずっといてくれました。
これが少し前に私が描いたロンさんの肖像画です。
ごらんのとおりとてもハンサム。そして優しい気持ちの犬でした。
おかげでそれ以来私は犬が大好きになりました。
実際、「泣いている人間に対して犬は見返りを求めず平等に慰める」という研究結果があるそうです。これには納得。
私は20歳の成人式の時、晴れ着を用意しないでスーツで参加しました。
周りの女の子たちはみな晴れ着で着飾っていましたが、当時の私は
「そんなの私には似合わないし、たった一日のためにお金をそんなにかけるのはもったいない」
と思っていたからです。
両親は(妹にもお祝いをする手前)私に
「何か欲しいものはないのか」
と聞いてくれましたので冗談で
「犬が欲しい」
とリクエストしてみました。(私はそれまで犬を飼ったことがなく、飼うことはないだろうと思っていたのでそんなふわっとした考えでお願いしてしまいましたが本来生き物を買うときはもっといろいろなことを想定、熟考しなければならないと今は思っています)
我が父上は豪快な性格の人なのでその日のうちに犬を飼うことに話が決まり、妹の要望で犬種はトイプードルがいいとなりました。最終候補は二匹のトイプードルのうちいずれか、というところで再び私に決定権がゆだねられたので、私は二匹のトイプードルの瞳をよ~く観察して強そうなほうを選びました。
強そう、というのは勇敢さとかの精神的なものを想定していたのですが、ふたを開けてみるとこの犬(ピヨ彦という鳥みたいな名前を付けました)、風の音にもぶるぶる震えるような大変な臆病者でした。しかし、今日に至るまで病院のお世話になるような事態には「ぎっくり腰」と「食べすぎによる腹痛」しかなっていないのである意味彼は強いのかもしれません。
トイプードルの人形を作りたいと思って折に触れ挑戦しているのですがなかなかうまくいきません。よくある「きれいにトリミングされた状態」のトイプードルの人形ではなくて「結構長い間トリミングに連れて行ってもらえていないまるで野生のような状態」のトイプードルの人形を作りたいのです。
というのもうちのピヨ彦さんは服を着るのも風呂に入るのも大嫌いという野生児なので、どうもトリミングに連れて行ってきれいな状態になると彼らしくないのです(きれいな状態になると「誰彦」と呼ばれます)。
今回も野生のトイプードル人形に挑戦してみました。
どうでしょうか?
うーん自分的には72点くらいですね。かわいいけれど、まだ何か足りない気がします。
今回は棒針編みの技法とポンポンの技法、ニードルフェルティングの技法を使ってみました。
私はやりたいことがたくさんありすぎるし、やる気にむらっけがあるのでそこが欠点だなあと常々思っています(いろんなことに挑戦しようとする気持ちはいいとは思いますが…)。
この初夏~夏にかけてはオーダーの仕事の合間に少し自分の技術を磨いていけるように出来たらいいなーと考えています。特にウエア物に挑戦したいですね。
あ~、あと自動車の免許も取れるように頑張らなければいけないし、家のことも仕事も頑張らなくちゃいけないし、本や映画も摂取したいし・・・
日々、一日ってあまりにも短すぎるなあと思いながら過ごしています。
シノダ
現状況からおそらく6月には各種オーダーの受付を再開できると思いますが、その辺りにあみぐるみの予約をご希望のお客様がいらっしゃる見込みなのであみぐるみの新規の予約をされる方はさらに1ヶ月後のご予約の方がスムーズに取れると思われます。 似顔絵は6月からの受付再開見込みです。