Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Michiko en México

市場めし

2023.01.23 04:52

おはようございます。元気してますか?

前回に続いて、1月のメキシコシティ訪問時に挙がったネタです。

メキシコの市場についてです。先日の訪問ではテクスココとメキシコシティの宿の近くの市場に行く機会がありました。

私は市場を覗くのが大好きなので、市場を見つけたらふらふらと入ってしまいます。ただ、残念なことにレイノサには市場らしい市場がありません。加えて、メキシコの他の都市に比べて屋台や路上販売がかなり少ないです。Tianguis(ティアンギス)と呼ばれるフリーマーケット(ガラクタ市とも。笑)はありますが曜日指定の開催が多いです。他の都市でもTianguis は決まった曜日に開催されることが多いです。その辺を歩いている途中にふらっと寄れるわけではないので、そこはレイノサ生活で少し寂しいところです。


では、メキシコの市場には何があるのでしょうか?

何でもあります(笑)


野菜、果物、調味料、肉、魚、お菓子、日用品、靴、服、カバン、おもちゃ、怪しい電化製品(笑)、海賊版DVD、食堂…等々。ハイテク製品以外はここで揃います。また、スーパーと比べて値段は安いです。食品類の質は同等ですし、特に野菜や果物などはスーパーよりも良いものが安く売っています。ただ、靴や服等のブランドが関わってくるようなものは怪しいものも多々あります(笑)そこは自分自身で見極めてくださいね。


車の購入を決めた次の日はフライトまで多少時間があったので、久々の市場飯をと思い宿の近くの市場に向かいます。今回言った市場はここ

Mercado Martínez de La Torre(メルカド・マルティネス・デ・ラ・トーレ)という市場です。メトロ3号線とB号線のGuerrero(ゲレーロ)駅を出るとすぐに見えてきます。服・靴・日用品等のエリアと食品エリアの2つに分かれています。やはりおススメは圧倒的に食品エリアです。

久々のメルカド(市場)だったので食堂を見極めながら少し散策です。

メキシコの市場ではこのように野菜や果物をきれいに積み上げています。メキシコで一番几帳面な場所かもしれません(笑)

スーパーもそうですが、量り売りです。試食をさせてくれる果物屋さんもあります。

こちらはサボテンとかぼちゃの花です。かぼちゃの花のQuesadilla(ケサディージャ)は留学していたプエブラで有名です。私の大好きなメキシコ料理の一つです。

サボテンは焼いたりサラダで食べます。オクラのように粘り気があります。次の写真はサボテンサラダのお店です。

サボテンは癖はないので色々な食材と組み合わせることができます。特に肉との相性は抜群です。私のおススメの食べ方は、シンプルに塩焼きです。先の方に数か所切れ目を入れて、塩降って焼くだけです。これがまたうまい。実は醤油やトマトとも相性がよく、焼いて醤油で味付をしたり、トマトで煮込むようにしてもおいしいです。


続いて肉ゾーン。でかい肉の塊がドーンと置いてある光景は迫力があります。

こういった肉屋ではソーセージも自家製だったりします。また、肉屋の印としてブタの顔(ほぼ生首。笑)を吊るしてあります。苦手な人にはちょっと怖いかも...?

面白いのが鶏肉屋さんは全くの別店舗で鶏肉しか扱っていないことです。ただ、鳥のほぼ全部位を打っているのでモミジ(鶏の足、日本ではラーメン屋で出汁を取るときに使ったり)や頭までも打っています。


食材があれば、調味料も売っています。

左側には様々な調味料、スパイス、コメ、豆等が売っています。また、写真は撮っていないですが、チーズ等の乳製品屋、ハムなどの加工食品屋もあります。

こんな風に散策しながら食堂探しです。

市場は食堂の数も多いです。それなりの規模の市場だとタコス屋、シーフード屋、定食屋など、ジャンルも多いです。そんな中で私が選んだのはここ

決め手は特にないです(笑)店員の愛想が一番良かったからです。人も入っていたし外れないだろうと思いここに決めました。屋台や食堂選びのコツは人が良く入っているかどうかです。

この日はEnchiladas en mole(エンチラーダス・エン・モーレ、モーレを使った料理の一種)を食べました。私はモーレがメキシコ料理で一番好きなのです。作る人によって個性が出るので食べ比べも面白いです。ただ、マズい所はものすごくマズイです(笑)

みなさんがランチタイムにどこかの食堂に行くのならComida corrida(コミダ・コリーダ)の注文をお勧めします。日替わり定食のようなもので、スープ、前菜、メイン、デザートと飲み物付きの簡単なコースのようになっているものが多いです。それぞれ大体2パターンくらい選べて組み合わせは自由です。色々なものを少量づつ味わうことができます。少し店員とやり取りをしないといけないですが、ビビらずに挑戦してください。スペイン語を勉強中の人は特に!!


ここのモーレはスパイスが効いたピリ辛でした。味は申し分なく、非常においしい。

一人で怪しくニヤつきながら完食です(笑)


食事にも満足して帰ろうと思ったら、見つけてしまいました。

柿です。種なしの甘い柿です。アメリカ産ですが、ついにメキシコでも柿が手に入るようになったのは少し嬉しいです。都会ではどうかは知りませんが、レイノサやアメリカ側のスーパーでもまず見かけたことがありません。

実は柿はスペイン語でもCaqui(カキ)と言います。ブラジルでは日本人移住者が持ち込んだこともあり、かなり昔からポピュラーな食べ物です。ちなみにポルトガル語でもCaquiです。

デザートに柿を2つ買ってしまいました。私は基本的に皮をむかずに丸かじりします。


久々の市場は非常に楽しかったです。次はランチタイムに行って別のメニューを食べたり、数日間通い詰めて色々な食堂でご飯を食べたいです。


次回はついに車の話です。

ではまた。