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主な薬理作用

2018.04.01 01:00

香りがもつ様々な有効成分は、精神面・肉体面の両面にはたらきかけるというのが

アロマテラピーの特徴です。精油は 数十から数百の有機化合物の集まり。

異なる分子の構造から構成されているので、その成分が、個性のある香りと性質を持っています。精油の構成成分の、薬理作用を理解し、アロマテラピーを取り入れてみましょう。


構成成分によるプラスの作用


*殺菌、抗菌、抗ウィルス

リナロール(ラベンダーなど)

メントール(ペパーミントなど)

シトラール(レモングラスなど)


*鎮痛

 酢酸リナリル(ラベンダーなど)

ゲラニオール(ゼラニウムなど)


*鎮静 

酢酸リナリル(ラベンダーなど)    

アンゲリカ酸エステル(カモミール・ローマンなど)


消化、食欲増進

柑橘系精油に多くみられるリモネン


ホルモン調節 

スクラレオール(クラリセージ)

嗅覚を刺激することで視床下部・下垂体に刺激を与えて間接的に作用する

精油成分とホルモン自身の構造が似ているため直接に作用する


*去痰 

1,8-シネオール(ユーカリなど)

カンファー(ローズマリーなど)

※上記の成分は刺激が強いので使用量や濃度には十分注意しましょう。



精油にはプラスになる事ばかりではなく、使用を誤れば、健康を害する恐れがある作用になることもあります。使用法をきちんと守り危険を避けて、安全に使用することが必要です。


構成成分によるマイナス作用

*皮膚粘膜刺激作用 

皮膚や粘膜を刺激する精油もあり、皮膚につけるときには、濃度に十分注意する。"


*光毒性 

皮膚に塗布した後、日光などの紫外線にあたることで

皮膚に炎症を起こしてしまう毒性のこと。 

光毒性を持つ精油成分 ベルガプテン(5-メトキシソラーレン)

柑橘系のベルガモット、レモン、グレープフルーツなどに含まれるので、外出の際にこれらの精油を利用するときは十分注意する。


*感作 

人によってはその体質から、精油の一部の成分に免疫反応が過剰に働き(アレルギー反応)、炎症をひきおこすことがある。