棒高跳の旅 in リノ・棒高跳サミット by 青柳
こんにちは、ボウタカメンバーの青柳です。
2023年1月13日から14日にかけて行われた2023 Pole Vault summit in Renoに行ってきました!
今回その内容についてご報告したいと思います。
サミット参加の事前準備
サミットに参加するにあたって事前に申し込みをする必要があります。
1ヶ月以上前に申し込んだ場合、参加料はアスリート150ドル、観客45ドル、コーチ110ドルです(時期によって変動あります!)。
1ヶ月を切ると料金は上がりますので、事前の申し込みをお勧めします。
日本からサミットへの行き方
今回は以下の行程で、会場のリノに向かいました。
成田空港
→ ロサンゼルス国際空港
(ZIPAIR航空:約9時間)
→ リノ・タホ国際空港
(DELTA航空:約1時間弱)
経由地のロサンゼルスで約5時間待機した後に、リノへ向かいました。
リノ・タホ国際空港からホテルまではシャトルバスが出ています。
ホテルからサミット会場までは、サミット開催中はシャトルバスが出ていました。
サミット前日
前日は、12時からエントリーの受付が始まっていました。
参加者は前日にホテルでサミットの受付をします。
トップアスリートは、お昼からミーティング。
そして、夕方からアリーナへ移動し、前日練習を行っていました。
夜は、みんなで食事会をして交流です。
DAY1
AM8:30-PM15:15
サミット最初の行事、オープニングセレモニーでは参加者約2000人が集まりました!
その後は、初心者、中学生、高校生、保護者、指導者に分かれて、実技の指導や講義が行われます。
私は指導者向けの講義を聞いてきました!
講演者はフランスのフィリップコレットコーチです。
PM15:30-PM17:00
ホテルの会場からアリーナへ移動。
サミットでは、指導者向けにデモンストレーションを行いながらコーチングの解説を行うセッションがありました。
実績のある指導者2名と選手2名が、ポールワークや中助走跳躍についてのポイントを実際に跳躍しながら解説していきます。
45分と決められたセッションの中で選手の跳躍が良くなっていく様子を見て、何をポイントとして技術のアドバイスをするのかで結果が大きく変わることを実感しました。
(個人的に、この時間はとても勉強になりました。)
PM 19:00以降
夕方からはサミットメイン行事とも言えるトップアスリートの試合が行われました!
今回、日本からは澤慎吾選手がELITE2で出場していました。
選手と観客の席との距離が近いので、トップアスリートの跳躍する姿は大迫力でした。
動画で眺めるよりも、何倍もの迫力がありました。
そして何よりも会場の盛り上がりは、別格でした。
所属や国も関係なく、選手が跳躍する度に観客席が盛り上がる。
跳躍が成功すると、全員が喜ぶ、その瞬間を体感できたことはとても貴重な経験になりました。
DAY2
サミット2日目は、朝から晩までレベル別で記録会が行われました。
このサミットのすごいところは、子供から大人までの参加選手約1200人を1日で捌くことです。
1日で全員が跳躍するためには、12ピットでレベル別に時間に分けて割り振っていく。
審判や運営などそれぞれに役割があって、トップアスリートも審判のお手伝いをします。
そうすることで、参加者全員が跳躍することができる素晴らしい運営のシステムでした。
たくさんの人の協力なくしてサミットの開催はできません。
それをみんなが理解していました。
実際に行くことの大切さ
今回、私は初めてサミットに参加させていただきました。
これまで画面上でサミットの競技の様子を見ていましたが、実際に行ってみて知ったことはたくさんありました。
本当にたくさんです。
会場の迫力や運営の様子、コーチングセッションの受講、そして多くの選手やその指導者の方と交流ができたことは、実際に行かなければ得られないものでした。
なぜアメリカという国が強いのか、チームアメリカとしてどのように考え行動しているのか、少し勉強することができたように感じます。
(英語がもっと話せたらさらに良かったな…笑)
エントリーすれば、選手として出場することも可能ですが、指導の勉強をしたいと思う方もぜひコーチという立場で参加してみてください。
青柳 唯