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yoyo

いるだけで

2023.01.23 14:17

毎日片道5キロ自転車で通勤していたものの、寒さのあまり今年に入ってからは電車通勤に切り替えている。毎日使うようになった駅には「赤ちゃんにもお母さんにも優しい分娩」をうたった産婦人科の広告がどどんと掲示されている。お腹を痛めて産まないと子どもを大切にできないという説についてふと考えたので、自分の実感を書き残しておく(そんなことを言う人はもうそういないと思う(思いたい)けれど)。


子どもと日々接しながら、かわいいなあとは思うけれども、お腹を痛めて産んだからかわいいなあと思うことはない。正直産むときより、産後1、2か月頃の、子どもは寝ない、周りからは子どもにまつわるすべての責任を負わされているように感じる(実際はそんなことはなかったのだろうけれどもその時はそうとしか思えなかった)、生きていても仕方がないとどん詰まりのように思っていたあのときの方がしんどかった。だからといって、あのときしんどい思いをして育てたから子どものことが大切だとは思わない。ただ目の前にいるから大切と思う。