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【社長通信】メリハリをつけて着実に

2018.04.24 00:28

桜にかわって咲く白いハナミズキが春をグイッと前へ押し進める。

寒暖の差はあるものの、季節は着実に初夏へと移ろうていく。

新年度に入り新入社員を迎える各企業の社長訓示をTVや新聞で目にするが、ここ数年新卒社員の入社がないわが社にとっては懐かしい風景である。

しかし、なにはともあれ警備業界の宿命ともいわれる年度末、年度初めの業務量の落差が縮小し平準化してきたことは大きな前進です。将来を見据えた時に若手の人材確保は必須ですが、そのためには受け入れ態勢の整備等やるべきことが多々あります。

働き甲斐、生き甲斐のある職場づくり、社会的存在としての会社の魅力向上に努めつつ、今がそのための時と信じて待つ。 

さて、わが社では毎月経営の実態を把握するために試算表を作成しています。

会社の財務状況を表す「貸借対照表」と営業実績を示す「損益計算書」の作成です。

その前提となる資料は毎月の売上金額とそのための費用、つまり人件費、燃料・資器材等の仕入金額、諸経費など事業にかかわるお金を全て計上します。

売上金額の目標は各月とも過去最高の数値を上げ、それと同時に前年同月の数値も示し目標への到達度をチェックします。目標に対して○▽%、前年同月比○▽%として季節による変動、業務内容の種類などその数字の裏にあるものなどをチェック、確認します。仕入れでは事業に必要なものか、無駄はないかなど費用対効果の分析もします。
その中で最大の項目は人件費ですが、残業や手当など漏れなく計上されているか、働いた成果が確実に反映されているかなど厳密に計算して仕上げます。 

ここ数年、売上高、純利益とも過去の数値を更新し続けております。

売上高は単純にいうと警備料金の単価×稼働人数です。(例えば、@15,000×1,000人=15,000,000円)です。これに残業代、夜勤手当など業務の内容によってそれぞれ加算されます。

さらに規制の内容によって使用する規制・資器材、規制車両の使用料を別途請求します。 

20期目に入り、3月で半期が過ぎました。

先日仕上がった試算表は前年同期を上回る結果でした。その要因は単価の上昇と稼働率のアップです。日常の地道な努力の積み重ねが着実に結果につながっているのです。

この状況を持続して企業価値の向上、持続的成長に向けて「一味同心」さらに努力してまいりましょう。

その結果として生み出される果実はそれぞれの努力に応じて公平に分かち合いたいと思います。

今の世の中、権力の私物化による政治の混乱で、先の見えない閉塞感に覆われています。

それでも、「陽はまた昇る」です。

人それぞれ自分を見つめ、やるべきことをしっかりとやり続けて明日への展望を開いていこう。 

間もなく、ゴールデンウイーク、休む時は休み、しっかりと楽しむ。喜びは心の栄養といわれる。そして、身と心をゆったりと休めて英気を養い、連休明けからの繁忙に備えよう。

代表取締役 加藤慶昭(4月17日記す)