二十四節気 大寒
2023.01.25 12:27
二十四節気 大寒(だいかん) 1/21頃〜2/3頃
「小寒」から「大寒」までを「寒の内」といい、日本でいちばん寒い時期だと言われています。東北では連日冷凍庫の中のような寒気が続き、雪の乏しい関東平野部でも、この頃はちらほらと雪が降り積もることも。
とにかく体力、精神ともに消費の厳しい時期ですので、冬の美しさを謳歌しながらも、みなさまどうかご自愛してお過ごし下さい。
七十二候
『款冬華(ふきのはなさく)』:1/21-1/24
.......雪の下で蕗の花、いわゆるふきのとうが咲き始める頃。
『水沢腹堅(さわみずこおりつめる)』:1/25-1/29
.......流れる水さえ堅く凍ってしまう、という意味。それぐらい寒さの厳しさを物語っています。
『鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)』:1/30-2/3
.......本来なら春に産卵を迎える鶏が、この頃になると日の温かさを感じて卵を産み始めるそう。命の神秘を感じます。
祭事 節分 2月3日
もともとは「追儺(ついな)」という、奈良時代に中国から日本に伝わった宮廷行事だと言われています。
季節の移り変わる「節目」に厄祓いをするのが目的で、厄、すなわち「鬼」に、桃の木や葦で作った矢を放っていたのが、時代とともに、鬼に豆を放って追い払う(厄を払う)行事へと変わっていきました。
参考文献
◇ 『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』新谷尚紀
◇『七十二候の食薬レシピ』大友育美