神戸 パレスチナ訪日ユニバーサルツーリズム研修1日目
一昨年(2021年12月)、JICA関西主催でパレスチナ観光遺跡庁職員、観光関係者向けのオンライン研修をお手伝いしました。
コロナ禍で1年延期となりましたが、1/25より7名の研修員を迎え実際に日本のユニバーサルツーリズムを視察いただく訪日研修が実現し、昨年の秋からコーディネーターとして準備に携わってきました。
この事業はJICAが取組む開発途上国の課題に取組む20の事業構想「JICAグローバル・アジェンダ」の中の
NO.9『社会保障・障害と開発』
の一環で、日本のユニバーサルツーリズムの取組みをパレスチナの観光振興の参考にしてもらうための研修です。
一昨年のオンライン研修では、キリスト生誕の地「降誕教会」などがあり欧米からも多くの観光客が訪れるパレスチナは、欧米の高齢者向けのプログラムや配慮を構築すれば、観光振興にもつながると解説しました。
午前中はJICA関西内の研修室で各種オリエンテーションが行われました。
昼食を挟んで、午後訪問したのは「神戸ユニバーサルツーリズムセンター」です。
全国でユニバーサルツーリズムセンターとして活動する団体の設立から指導、アドバイスをしてこられた先駆者的なセンターでは、鞍本代表、野見センター長によるセンターの解説の後、センター内でユニバーサル情報誌「びと」の編集作業を見学しました。
視察終了後、ムハンマドさんからパレスチナの観光地、モザイク床で有名な「ヒシャム宮殿」の写真集がプレゼントされ、センターの皆さんと集合写真を撮ってお別れしました。
次に向かったのは「神戸布引ハーブ園」です。
大寒波の雪の影響が心配でしたが、ロープウェイも稼働していて山頂まで上がることができました。
急な斜面でも電動アシスト車いすを貸出ししてバリアフリー対応をしている公園の取組みを解説し、山頂付近で参加者に体験をしてもらいました。
<2021年12月オンライン研修>
<2022年夏、布引ハーブ園ユニバーサルツーリズム視察の様子>