令和５年沖縄遺骨収容活動の報告

令和５年沖縄県糸満市荒崎海岸での遺骨収容活動は、事故もなく無事に活動を終えました。

昨年度は新型コロナウィルスの影響により中止、1年ぶりの活動となります。

好天に恵まれ、総勢42名にての活動。作業前に御霊へ敬意を表し、全員で荒崎海岸へ拝礼。

「去年活動出来なかった分まで」と気持ちを高め全力を尽くしましたが、残念ながら御遺骨をお迎えする事は出来ませんでした。

「次こそはきっとお迎えします」との気持ちで、再度拝礼し、平和祈念公園にて一旦解散。

夜の直来会場にて「御遺骨をお迎え出来なくて申し訳ない」という雰囲気が漂っていた中、

顧問より「今回はお迎え出来ませんでしたが、【あなたの事を忘れていませんよ】と一堀一堀する皆の想いは、きっと英霊の御霊に届いただろうと思います。」

との言葉と共に献杯。

総監の熱い想いも皆と共有し、多くの会員・会友が、「この活動を継続する事に大きな意味があり、来年こそはお迎えできるように更に頑張ろう」という事を再認識しました。

令和6年度の沖縄遺骨収容の日程が決まりましたら、報告させて頂きます。

現在、沖縄には約2,700柱のお迎え出来ていない御遺骨がおられます（出典　令和3年度　沖縄戦の遺骨収集状況　県営平和記念公園HPより）。

全員をお迎えするまでには、長い年月が必要となります。

当会では、還暦を迎えた会員・会友は、赤いチャンチャンコならぬ、赤いツナギを着て作業をしております。

毎年、数名づつ赤いツナギが増えていく状況。

若い力も必要としておりますので、当会にご興味のある方は、是非お問合せ頂けましたら幸いです。