休むには「止まる」ことが大切
- 疲れたら休め。
やがて休むことに飽きてくる。
(八尋俊邦・やひろとしくに/三井物産元会長)
2023年になって
早くも一ヶ月が
経とうとしています。
みなさんお変わりはありませんか?
ご自身の体調等は
大丈夫ですか?
もし、
心身ともにお疲れの方には
この言葉を贈らせていただきたく存じます。
- 疲れたら休め。
やがて休むことに飽きてくる。
「休」という漢字は
「にんべん」に「木」という
漢字からできていますよね。
一見、
「木の横で人が休んでいる」
とも思える漢字の成り立ちですが、
本来の解釈としては休息というよりも、
「”停止している”と解釈されるべき」
だそうです。
「休」という漢字は
「休む」を超えて
「止まる」というわけです。
この文章を読んでくださっている方の中に
休むことに罪悪感がある方は
いらっしゃいませんか?
「自分は頑張っていない」
「まだまだやれる」
もしくは、
「休んでいるのに休んだ気がしない」
という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、
止まれるだけ
止まってみてください。
ずっと頑張って来られたのですから
しっかりと止まってみてください。
考えることを止めて、体も止めて
ただその場にいるだけ、
身を預けるだけでいいです。
するとそのうち
ご自身がウズウズと
動きたくなることでしょう。
片足でずっと立っていられないように、
人間はきっと長くは
止まってられないのでしょうね。
止まっている長さは人それぞれです、
長い方もいれば「こんくらいでいいや!」と
止まっている時間が短い方も
いらっしゃいます。
時間が長い方も短い方もそれぞれが
自分が止まることを許し、
また次の活力を得ることが
「休む」ということなのだと思います。
止まってみた先には
どんな景色が見えるでしょうか。
忘れかけていた心の平穏が、安らぎが
あなた様のもとに訪れることを
願っています。
止まりましょう!!!