意志を持つ〜自分がしている仕事の意味と本来の利益を考えることで現状を打破する
新しい仕事を担当することになったとき
皆さんはどんな考えで仕事に臨みますか?
新入社員が入社をする前提で体制の見直しをして
ちょうどこの時期はそういった話題が溢れてきますよね。
ワクワクする人もいれば
正直めんどくさいなと感じる人もいるはずです。
人間は変化に対して決して強くないので
新しい仕事と言う話ですと、正に変化を体感するわけですからね。
今回は「意志」のお話です。
変わらないものを自分で持っているかは実はとても重要で
仕事や職場は日々新しくなり変化していくものですが
自分の「意志」は変わりません。
その変わらない「意志」に基づいて方向性を決め
自分がやるべきことを明確にします。
与えられたミッションにその「意志」を紐づければ
それは仕事になり
言われたままにそうでない場合はこなすだけの作業になってしまいます。
今、目の前にあるミッションに対して
どのような「意志」を持って挑戦していますか?
そもそも「意志」ってなんなの?という話ですが
主観的なものと客観的なものがあります。
■主観的なもの
「今日は定時に帰るぞ」
「このミッションで結果を出して評価されるぞ」
「このミッションで自分を成長させるぞ」
■客観的なもの
「この仕事を成功させて会社の利益に貢献するぞ」
「この仕事を成功させてお客様を喜ばせるぞ」
などがわかりやすいですが
明らかに異なります。
難しい話にはなりますが
ミッションが仕事となり、初めて結果が評価されるようになります。
あの人は手柄を横取りする、とか
あの人は作業だけやらせておいしい所を持っていく
など、頻繁に聞くフレーズですが
それはミッションを作業としてこなしている場合に多く発生します。
極端な例ですが
指示を出した方は「意志」を持ち、考え、イメージを組み立てるためにミッションを与えました。
ミッションを受けた側は「意志」がなくただ単にこなしました。
(もちろん、創意工夫をしてオペレーターとして評価される事もあります)
評価をされるのは「意志」を持って仕事をしている人ですよね。
さらに話を複雑にしますが
人間は多く、損得で動きます。
行動の動機として結果に対する対価を求めるのは自然ですが
「自己の利益」と「企業の利益」「お客様の利益」
あなたはどれを求めますか?
「自己の利益」を追求した場合に、何にたどり着くのか?
自分から自分自身への評価が上がります。それが他者の考えとイコールとは限りません。
「企業の利益」「お客様の利益」を追求した場合は?
結果的に他者からの評価が上がります。
他者からの評価が上がることで
出世したり、昇給したり、権限が広くなったりするわけですが
それって結果的に「自己の利益」ですよね。
ですので、結果的に評価される方は
仕事がやりやすくなったり、やりたい事ができるようになったり、環境が良くなったり
「自己の利益」も実現できているわけで
「客観的な意志」を持って働いている方は
結果的に「主観的な意志」を持って実現させようとしたことが実現できてしまうわけです。
こうしたほうが良いという話ではなく、構造のお話です。
「意志」があるから改善も出来ますし、実現させるためのアイデアも自然と沸いてきます。
考えるべきことの基準があるわけですから。
もちろん、強すぎる「意志」で暴走してしまっては意味がなく評価にはつながりませんので
「会社をこうしていきたい」「チームをこうしていきたい」という簡単なイメージを
自分なりに持ってそれを上司・メンバーに話してみましょう。
促すことと方向修正をすることも上司の仕事ですから。そこに「意志」があれば。
仕事をする意味って色々あるとは思います。
家族を守るとか、自己実現とか。
それとは別の視点で
「仕事に意味を持たせる」ことが重要で
それが出来ている人は仕事を楽しめるのではないでしょうか?
その物差しも人それぞれですので
今回は一例の考え方としてご紹介しました。
他者からの評価を捨てる考え方等ももちろん良いと思いますしね。
仕事の壁にぶつかってる方がいらっしゃいましたら
是非、簡単なもので結構です。
自身の「意志」を確認してみてください。
ない人は今からでも遅くはないです、イメージをしてみてください。
それは自分の将来のキャリアに必ず活きてきます。
お仕事の考え方や悩みについては以下の記事も是非ご覧ください。