朝日が昇る

深い夜 抜け出してどこまで行こうか

酔っ払い 美男美女 老人もいる

車のラジオから聞こえる 嫌なニュース

アクセルを強めて 振り払おうとした

目に見える世界はとても綺麗で その中に沢山の涙がある

ハリボテの世の中で暮らす僕ら 歯車になれればいいのか？

目の前が段々と真っ暗になって

朝日が昇る その前に 見えているこの世界で

僕は何を残せる？ ハンドルを右に切った

朝日が昇る きっと今日も 当たり前に街を照らす

後ろの席で落ちる涙の音 気づかぬふりをして

陽気なカップルと深刻なサラリーマン

幸せな未来はどっちにくるか

数年後の自分すらよく描けない このまま自動運転しておくれ

ハリボテの世の中で暮らす僕ら 歯車にすらなれていない

ただ夜が 明けていく なにも変わらず

朝日が昇る また今日も 当たり前に 街を照らす

なんて事ない日常が 僕らを包んでいく

朝日か昇る また今日も それぞれを照らし出す

心の中の真っ黒を少しずつ溶かしていくように

近くの自販機でコーヒーを買って 一息ついた後車に戻る

僕は新しく生まれ変われた気がして アクセルを踏む

朝日が昇る また今日も 当たり前に街を照らす

なんて事ない日常が 特別に変わっていく

朝日が昇る また今日も それぞれを照らし出す

必要ないものは捨てて 僕は僕になる

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