「宇田川源流」ゼロコロナ政策の後の春節で8億人が大移動の懸念
「宇田川源流」ゼロコロナ政策の後の春節で8億人が大移動の懸念
2020年の春節、その前年12月に武漢で新型コロナウイルスが発見され、様々な問題が起きていた。武漢の医者が決死のレポートを行いその危険性を指摘したにも関わわらず、中華人民共和国政府は自分たちのメンツばかりを重視して現実から目をそらし、病気の早期封じ込めを行わずに、人々の移動を行わせた。
2020年の1月にこのような中国の内容を支持する形で、世界保健機構(WHO)のテドロス事務局長は、新型異なウイルスに関してはそれほど恐れることはないとして、中程度の警戒度であることを表明した。そのことによって、日本をはじめ様々な国が中国人の入国を許可することになった。その結果は、多くの人が知っての通りである。既に3年前の話なので、もしかしたら忘れていたかもしれないので改めてこのように書いた。
中国人が多く訪れた「リオのカーニバル」や、当時主教を輩出したことによってその感謝の意を表するという意味でイタリアのローマに多くの中国人が入り、そのことから、イタリアとブラジルでは多くの人が無くなることになったのである。
日本でも、記憶にある人は少なくないと思うが、豪華客船ダイヤモンドプリンセス号の中で香港人の感染者が発生したことによって、上陸許可を出さず、そのことから当時の安倍政権に批判が殺到したが、実際に日本にコロナウイルスが上陸し奈良県のバス運転手の犠牲をはじめにして、多くの人が感染するにあたり「マスク警察」などが出てきて、別なパニックが起きることになった。
その事態になってやっとWHOも「パンデミック」を宣言し、世界の人々からはテドロス事務局長に対する解任を求める署名が集まるというような状況になってきたことも覚えている人は少なくないのではないか。
あの時に、コロナウイルスが世界各地に広まったのは、「春節」の移動である。中国人は景気が良くなったこと、経済大国になったことから、春節と国慶節とメーデーの休みでは、世界各国に観光旅行に行く。別に観光旅行に行くことを迷惑とは思わないが、しかし、病原菌を一緒に運んでくることは非常に迷惑としか言いようがないのではないか。
春節の海外旅行119万人/中
【北京時事】中国政府は28日までに、春節(旧正月)連休のうち最終日を除く21~26日の出国者数が延べ119万2000人となり、昨年に比べ約2倍に増えたと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を解除したことから、海外旅行が急増した。
訪問先ではタイやシンガポールといった東南アジアが人気だった。中国メディアは春節に合わせ、タイなどが国を挙げて中国人観光客を歓迎している様子を盛んに報じていた。一方で、日本の水際対策に中国政府が反発する中、訪日客は限られたようだ。
連休中の国内旅行は昨年より23%増えて延べ3億人超となり、コロナ前の9割近くまで回復した。各地で伝統行事が復活し、北京市内の観光地も家族連れなど多くの人でにぎわった。 【時事通信社】
2023年01月28日 22時06分時事通信
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-2133889/
中国「春節」で“8億人”が大移動 ゼロコロナ解け激増
中国の旧正月にあたる春節の休み7日間で飛行機や鉄道で移動した人の数が、のべ2億人を超えました。
中国の国営メディアによりますと、今月21日から27日までの春節休みの1週間で飛行機や鉄道を利用して移動した人の数は、のべ2億2564万人となりました。
そのうち、鉄道での移動は5017万人で去年の春節休みに比べて57%増えています。
また、飛行機での移動は900万人で去年の春節休みに比べておよそ8割増えています。
春節の大移動が始まった今月7日からの移動人数は、のべおよそ8億人です。
ゼロコロナ政策の撤廃で、人の移動が活発になっていることがデータ上でも明らかになりました。
2023年1月28日 18時24分 テレ朝news
https://news.livedoor.com/article/detail/23613215/
中国は、昨年12月まで「ゼロコロナ政策」を行っていた。ゼロコロナ政策とは、徹底した感染防止によってコロナウイルスそのものを滅ぼすということである。机上の空論的にはできない話ではないのであるが、残念ながら空気感染をするコロナウイルスのようなウイルスで、「ゼロコロナ」を行うというのは、基本的には不可能であろう。いかにも空論で物事を決めてしまう中国らしいやり方である。
そして中国はそれを強制権をもって行うということから、「感染者を封じ込める」もっと言えば、「感染者の出たマンションや街ごと閉鎖する」というような事を行ったのである。このゼロコロナ政策に反対するデモが11月から起き、12月にそのゼロコロナ政策を撤廃するということになったのである。
さて、「ゼロコロナ政策の終焉」はなにを意味するのか。これは民衆がぇもによって要求した政策の変更を政府が認めたということになり、中国では異例の政治変更になるということになろう。その為に「民衆は自由に動く」という、政府から「自由を勝ち取った」というような感覚になったのである。そのことから、必要以上に外に出るということになる。基本的にコロナウイルスという病原菌は政府などとは関係ないいが、人間は政府との関係で動きを緩めるということになるので、病原菌は一気に広まる。皮肉を込めて「フルコロナ状態」と言われ、中国人のうち9億人程度がコロナウイルスに感染し、700万人が死亡したというように言われているのである。
その状態で「春節」が来た。日本は、賢明なことに中国に対して入国制限措置をとったことによって、中国政府からビザの発行をしないというようなことで「経済的な制裁を加えた」形になっているかのようになっているのだが、実際に2020年の春節を思い出せば、何が起きるのかがよくわかるのではないか。国民の多くがコロナウイルスに怯えて心理的に行動を控えることの方が、中国人が来ない一時的な経済の問題に比べて問題が多くくなるということを意味しているのではないか。そのことはここ数年の経験で明らかなとおりではないのか。
さて、その「自由」を得た中国人の移動は8億人と言われている。基本的に「第二次コロナウイルス拡散」が起きるのではないかという気がするのであるが、今後大丈夫なのであおるか。中国の現在はやっているのは新種であったりあるは他の感染症ウイルスであるというようなことも聞かれる。これ等の内容に関して、日本は今回の春節は回避したが今後どのようにするのか。経済政策を含めて何かを考えなければならない。