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2023年1月27日学校給食問題協議会の概要

2023.01.29 23:21

2022年9月から始まった第13期町田市学校給食問題協議会では、2024年度・2025年度開始予定の中学校全員給食についてさまざまな検討が行われています。
2023年1月27日の会議を傍聴したので、その概要をお知らせします。

検討内容「中学校の全員給食実施に伴う各学校の給食運営について」(第一次答申案の内容検討)


配布資料の内容

●資料「中学校の全員給食実施に伴う各学校の給食運営について」第一次答申案

①給食提供日数:

他市を鑑み年間180~185回。定期試験期間中は学校の要望に応じて給食実施日とする


②給食時間:

目安として30分。(準備10分、喫食15分、片付け5分)

昼休憩20分と合わせて柔軟に対応


③食物アレルギー対応:

通常食からの除去ではなく、アレルギー対応食の献立を別に作成。

対応食では、食品表示法令で定められた「特定原材料」を一切使用しない


④配膳方法:

給食センターから中学校の各階まで届ける。クラス別に運搬しやすい状態にしておく


●資料「中学校給食における相談窓口について」

欠食の連絡、食物アレルギー対応=担任の先生

献立の食材問い合わせ=給食センター栄養士

給食費の払い込み方法=保健給食課

「先生だけに負担がいかないように役割分担していく」


●資料「食物アレルギー対応における他自治体ヒアリングまとめ」

12自治体をヒアリングしてまとめ。自治体名は伏せられている。

アレルギー対応食を提供しているのは7市で、対応品目は2~7品目


協議内容

委員A「1名でアレルギー対応のチェックをするのではなく、複数で対応するようにと、一文を入れてほしい」


(相談窓口について)

委員B「担任の先生が持っている情報はどのようにセンターに情報共有されるか。担任の先生や学校現場に負担がいかないようにしてほしい」

委員C「学校ごとに給食担当の教員が決められ、担任からの連絡を受けて処理をする」

委員B「給食費の引き落としは」

事務局1「小学校同様」


(時間について)

委員D「30分という時間では遅れる子が出るのでは。昼休みを活用するといった場合、『あの子のせいで昼休みが短くなる』と中傷されそう。35分に伸ばせないか」

委員長「小学校で給食を食べているので運用は大丈夫ではないかと思うが」

副委員長「全体でこうしていく、という運営は十分可能」

委員E「給食が食べ終わらない子への対応は。全員で食べ終わりを待つのか」

委員F「担任が待って対応。周囲の子がずっと待たされるわけではない」

委員B「小学校では給食の後掃除をする。掃除のなかで食べさせ続けるのはよくないと思う。また、授業に情熱的な先生は、4時間目でも授業が押しがち。給食時間に食い込まないような配慮が必要。時間の確保を」


(アレルギーについて)

委員G「中学校に栄養士がいないので、対応食にしてリスクを抑えるのは賛成」


(配送について)

委員B「新設される学校には30分以内の配送は可能か」

事務局1「可能」

委員A「すべての学校にエレベーターがつくのか」

事務局1「統廃合でなくなる学校にはエレベーターはつけない。配膳員を増やして階段で運ぶ」

事務局2「エレベーターがある学校もついてない学校も、事業者の配膳員が各階につく」

委員A「食品衛生上の運用は大丈夫か」

事務局1「保冷、保温の容器がちゃんとしている。提供は10分前に出す。八王子はエレベーターはつけず、事業者が各階に運んでいる」

委員B「エレベーターがつかない学校があるということ?」

事務局2「統廃合でいずれ学校は壊すので、人力で運ぶ。生徒の状況はエレベーターのある学校とない学校とで変わらないようにする」

委員F「子どもたちが階段で仲間と一緒に食缶を運ぶこともよい経験。チームワークが育つ」

委員C「各階のワゴンの運用は」

事務局1「給食は事業者の配膳員がワゴンにセッティングし、生徒が取りに行って各階に運ぶ」

委員B「カギのかかる配膳室か」

事務局1「各校に依頼し配膳室を工事して作る。ただ、どうしても配膳室を作るスペースのない学校も一部ある。そこは専用ではない部屋にワゴンを配置し、安全を確保する」

委員A「直前の運び込みで運用に問題はないか」

事務局1「食缶は保冷保温機能が高いため問題ない」

委員G「食器の材質は。食器の運用は」

事務局1「食器は樹脂製。食器は『二段階配送』といって、食器と料理を別に運ぶ。先に食器を運んでセッティングして、料理はぎりぎりに運ぶ。学校につけるトラックが小さくてすむのと、配膳員が先に食器の対応ができるため余裕ができる」

委員B「配膳員さんはふだんどこにいる?」

事務局1「学校に出勤している」


(全体を通して)

委員「小学校では子どもと栄養士さん、調理員さんの距離が近いので、栄養士さんが生徒に声をかけてくれたりするのが、自分は好き。センター方式だと、給食が出てきて当たり前になり、作ってくれた誰かがイメージできなくなりそうなのが寂しい。小学校のようにつながりがあるといいと思うが」

委員長「答申案の最終的修正は事務局に任せ、これを第一次答申案とします」

事務局1「次回は3月28日火曜日 14時から、議題は給食費についてです」