と し ご ろ
前投稿の「或る日突然」で、一旦MUSICカテゴリーに区切りをつけると言っていましたが、急にこれを追加しようということで。
山口百恵のデビュー曲。1973年、作詞:千家和也、作曲:都倉俊一、手元収録CDは、「GOLDEN BEST 山口百恵 PLAYBACK MOMOE PART2」。作譜は、変ロ長調、BPM140、ピアノ、e-ベース、ドラムス、strings の編成で。
これ以降の曲が陰りを含んだものばかりになっていくので、ただただ明るい?このデビュー曲を推します。
イントロは、B♭|F/A|Gm|G7|Cm|F7|B♭ E♭7|B♭|
トランペットの小刻みな旋律が印象的。ただし、特別招待楽器にはしません。前半は階段下降、そしてなんといっても4小節目のG7、主調3度下の「壺」です。ひょっとするとこれが my best favor かもしれません。
主題は、
B♭|F/A|Gm|Dm|E♭ Edim7|B♭/F Gm|C9|F7|
B♭|F/A|Gm|Dm/F|E♭ Edim7|B♭/F Gm|C7 F7|B♭|
最初は階段下降、そして5~6(&13~14)小節の半音階段上昇、stringsのサポートがすばらしい。ただ、イントロのG7には及ばず?か。7~8(&15)小節のコード同定、意外に手こずりました。この箇所、どうしても不協和音的になる。
サビは、
Gm|Dm|Gm|Dm|E♭ Edim7|B♭/F Gm|C7 F7|B♭|
後半は主題と同じコード進行。なので、感動も薄れる?
なお、もう1回主題が繰り返され、さらに間奏はイントロが繰り返される。ので、あの半音階段上昇が何回も登場するので、それも best favor にならない理由かもです。
しかし、この、似たようなイントロ、主題、サビでコンパクトに構成されたこの短い曲を改めて聴いて(作譜して)みて、my favor essence が凝縮されていて、しみじみ素晴らしいと。