画像や写真には"代替テキスト"を設定する
ホームページを制作する際には、貼り付けた画像や写真に"代替テキスト"を設定しましょう。
"代替テキスト"とは、ホームページに貼り付けられた画像や写真の代わりになる文字情報のこと。別名"alt属性"とも呼び、これがあると目の不自由な人にも音声で情報を伝えることができます。
HTMLに直接入力する方法が一般的ですが、CMSをご利用の場合は管理画面に入力欄があります。
"代替テキスト"はSEOの観点からも効果があるので、忘れず入力したいものです。
【このブログを書いた人】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
画像が読み込めなかった場合に備えて
"代替テキスト"を設定する理由は、通信状態が混雑しているなど、なんらかの問題で画像や写真が読み込めなかった場合に備えてのためです。
もし読み込めなかった場合は"代替テキスト"が表示され、それを読むことでどのような内容なのかを理解することができます。
また、今のブラウザーは目の不自由な方や高齢者向けに音声でホームページを伝える機能があり、"代替テキスト"が設定されていると画像や写真の内容を伝えることができます。
文章の補足する意味で使っていた画像や写真。
どんな人にもその意図をしっかり伝えるためにある機能なんですね。
画像検索でクリックされるために
Googleなどの検索エンジンは画像や写真の内容を読み取れないため、この"代替テキスト"があると内容を理解でき、画像検索でも表示されるようになります。
若い人や女性は画像検索を利用するケースが多いので、興味を惹く"代替テキスト"が設定されているとホームページへの流入を期待することができます。
例えば画像検索で「マイクロバス レンタカー」と調べてみてください。
「マイクロバスレンタカー2.2万円/日!送迎・代車用格安『ウェルレンタカー』埼玉県」とタイトル名に金額の入った画像が表示されませんか?
このように上位に表示されるだけでなく、検索意図を汲んだ"代替テキスト"を設定しておくとクリックされやすくなります。
"代替テキスト"の書き方
"代替テキスト"は、ページの内容に沿ったキーワードを使って正確に記述することが大切。
例えばクリーニング店の場合だと、「インクの染みが付いたブラウス」と言う具合に単純に「ブラウス」だけでなく、状態を表す単語とともに短い説明文を記述します。
【"代替テキスト"の例】
- ×悪い例:ブラウス
- ×悪い例:インク,染み,ブラウス
- 〇良い例:インクの染みが付いたブラウス
ただキーワードを並べただけだと目的がSEO対策と思われて、検索エンジンに嫌われてしまう可能性があります。
ですから、関連性のあるキーワードを3個程度使い短い文章を構成するようにしましょう。
結果、画像検索で表示されるようになるため、"一語"ではなく、"複数単語"を組み合わせた方が上位に表示される確率が高くなります。
まとめ
如何でしたか?
今日は、「画像や写真には"代替テキスト"を設定する」と題してお送りしてきました。
この仕事をしていると、"代替テキスト"の設定をやっていないホームページをたくさん見かけます。
都度面倒だとか、そもそも知らなかった場合が多く、私からすると「なんと勿体ない!」というようなケースが本当に良くあります。
画像検索は良く使われているのでそもそもエントリーしないことになってしまうので、忘れずやりたいものです。