活力をつくる
2023.01.31 12:03
ストレスが大きいときや病み上がりなど、『元気のタンク』のレベルが減ってしまって、なかなか復活できないときがあります。
元気のタンクに漏れがあるなら、原因を取り除いて修繕したいところです。
本当に壊れそうだったら、逃げることも選択肢の1つでいいと思います。
でも、受験や避けられない問題など、乗り越えなきゃならないときもあるものですね。
活力不足の方によく感じることは、
背もたれに寄りかからないと座っていられない。
腸の調子が悪い。
呼吸が浅い。
など。
ということは、その逆を体からつくれば、活力も湧いてくるはず。
「どうすれば活力(元気、気、エネルギー)がつくれますか?」
とお尋ねいただいたときは、まずこれをお伝えします。
『気を下ろす』で書いたように、呼吸の姿勢をつくります。
座ったバージョンだと…
手は体の横に垂らすか、手の平を上に向けて膝の上に置きます。
①息を吸いながら肩を持ち上げます。
②肩甲骨を背中側に寄せます。
③ゆっくり息を吐きながら、肩をフワッと下ろします。
そのとき体重がお尻に落ちるのを感じます。(立ってなら足の裏に。)
背骨の延長の杭が地面にズーーーンと刺さっていくような感じがします。
おへそか下腹(落ち着く方)の上で両手の平を重ね、軽く目を閉じ、ご自身のペースで呼吸します。
呼吸をゆっくりとか深くとか、鼻からとか口からとか、意識しなくて大丈夫です。
手の平の感触、お腹の奥の活力の種火を感じてみてください。
一所懸命になり過ぎたり雑念で頭が忙しくなったりすると、体が前のめりになって肩も内に巻いてきます。
そんな自分に気づいたら、もう一度『気を下ろす』をやって呼吸します。
だんだん手が暖かくしっとり感じてきませんか?
腸もリラックスして、グルグルッと鳴ったりするかも。
じわっと活力が湧いてきます。
うまくいかない気がしても、焦らずに、ちょいちょい試してみてください。
慣れてくると、スッとモードに入れるようになりますよ。