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「ゆしまごころ」

4/22 「みちあそび@AEL湯島前」レポート

2018.04.26 09:27

 2018年4月22日(日曜日)、文京区湯島2丁目の路上で『みちあそび』を開催しました。会場は、地元の湯島小学校近くにある民間学童クラブ AEL湯島さん前の路上と施設内を使用しました。


 イベント当日は快晴。13ー17時の開催。気温は最高気温予想が29℃と高めだった。今回の会場は道と、道に面する民間学童AEL湯島さんの施設内を使用。熱中症対策に室内を自由に使える運営は非常に良かった。

 オープンの13時からきた人は少数。そこから14時ごろまでかけて徐々に人数を増やし、50名前後の親子連れが来場。そこから15時ごろまでいったん落ち着くも、15時半すぎあたりからまたパラパラと来場して、最終的には70~100名程の来場になったと思われる。

≪会場の構成≫

・AELさんの室内ブース

 会場内に簡易卓球場を設置。また、屋内では小さいお子さんの授乳やおむつ替えができるようにした。ウォーターサーバーなども用意し、休憩所としても使っていただけるようにした。

 しばらく外で遊んだあと室内に入って休憩し、また外で遊ぶ親子連れが何組もみられた。

 また、中でも遊べると知った小学生の男の子たちが白熱の卓球大会を繰り広げていた。


・AELさんのミサンガづくり(芝マット)

 AELさんが用意してくれた毛糸で編むミサンガづくりのコーナー。最初は数人の女の子とスタッフさんでやっていたが、だんだんとお母さんやお孫さん連れのおばあちゃまも参加しはじめ、最終的には常に10名ほどの子どもと大人たちがミサンガを作っていた。男の子も何人か加わったり、離れたりしていた。小学1年生のお孫さんを連れてきた女性は、お孫さんが他ブースで遊んでいる間にすっかりはまり込み、どんどん上達しながら5本以上作成。「これ楽しいわね。孫そっちのけで没頭しちゃうわね。」

・路上落書き

 最初はなかなか手を出す子がいなかったので、スタッフが適当に落書きをはじめると、子ども達も徐々に参加し始めた。子ども達はお絵かきが大好きなので、大きな路上に描けるのは嬉しそう。また大人からは「なんだか懐かしい!」といった声も聞かれた。

 最後は道一杯に描かれた絵を、デッキブラシでお掃除。こちらも、「そろそろお掃除するよ~。デッキブラシ使いたい人?」と声を掛けると、たくさんの子どもが希望した。用意したデッキブラシでは足りずに「僕もやりたい!」という子が大勢いたので、まずは水くみ係りを募集。水くみもすぐに手が上がりバケツを持って近くの公園へ。(公園がすぐそばにある場所だった)それでもデッキブラシをやりたい子には「適当に、次変わってね!とか交渉して、平和に順番にやってね~」と言ったら、そのように交渉していた様子。喧嘩になるようなことはなかった。みんなで手分けしたり工夫したり、そして楽しみながら落書き消しをしていた。

・AELさんのスラックライン

 スラックラインを出してくれた。記録会が行われていて、子どもも大人も盛り上がってやっていた。

・ベーゴマまわそう会

 湯島で定着しているベーゴマ。イベントオープンから、常連の子どもと大人達が集まり、ベーゴマを楽しんでいた。削ろうぜ、とか、ベーゴマの台のうえにさらに小さい台をのせて、そこにベーゴマを走らせたり、助走をつけて飛びながらベーゴマを放ったりと、子ども達、高度過ぎる…。

 ミサンガづくりもそうなのだが、子どもと大人の自然な触れ合いが生まれているように思う。

≪当日までの準備について≫

 2回目の開催ということで、スタッフのみちあそびに対するよりイメージがより明確なように感じた。今回は、湯島ベーゴマまわす会さんとAEL湯島さんの提供することだけが主なことで、それ以外は本当に道路を封鎖して、芝のマットを敷き、あとは路上落書きができる用意と大縄跳びくらいしか用意しなかったが、「それくらいで大丈夫!」感があったと思う。

事前準備の内容は以下の通り。

・道路使用許可取得(ポスター・企画書を作成し早めに1度相談に伺った)

・イベント保険への加入

・ポスターなどの作成と配布

・近隣町会への挨拶からの近隣住民への事前告知と折衝

 全く新しい道での開催ということで、面する建物の管理者や居住者への挨拶は丁寧に行った。

 まずは元々実行委員会に関係していただいている町会&商店会に協力団体としての記載を了承していただき、次に地域のつてを通じて開催地区の町会長さんにご挨拶。開催についての承諾と協力団体への記載を承諾していただいた。その後、近隣住宅やビル、テナントへの説明へ。会場予定の道路に立体駐車場が3件面していて、管理会社から詳細な案内書類の作成を求められたが、どのテナントさんも友好的であった。

・地元小学校への事前挨拶

 みちあそびを一緒に開催している「湯島ベーゴマまわす会」さんは、湯島小PTAのお父さん方が中心となって立ち上げたベーゴマの会。そんなご縁もあり、また今回は開催場所が小学校の近くということもあり、湯島小学校の校長先生にご挨拶に伺う。平素より商店会などで開催する子ども関連イベントにはご理解いただき、今回も在校生へチラシの配布や掲示などのお願いを快く引き受けてくださった。また、路上落書きで使用するチョークの提供もしていただいた。

・細々したものを購入

 今回はみちあそびで使用する、細かいもの、芝マットや大繩、スタッフ証、デッキブラシを購入。今後、ちょこちょこと買い足していければ。(別途それぞれの団体さんがベーゴマの用意やクラフトの準備などをしてくれた。)


 ≪次回への反省点≫

 事前に3件の駐車場から、車の出入りがある旨を伝えられていた。当日は1台の車が出庫したが、安全に車を通した。また、会場内を通り抜けた先に駐車場があるので通らせてほしいという車が1台あったが、会場内にいる子どもたちにも声を掛けて、安全に車を通すことができた。道に面する建物だけでなく、少し広範囲の建物にも事前告知すると良かったかもしれない。

 来場していた保護者に話が伺えた。「土日に公園で友達と必ず遊べるわけではないので、こういったイベントがあるとお友達とも遊べていい。また親としては助かる。」「いいイベントだと思う」「子どもより親の方が一生懸命遊んじゃいそう」などの声がきかれた。

 大縄跳びを用意したのだが、大繩をまわす人が常にいた方が遊んだかな?と感じられた。

 今回のイベントの狙いのひとつとして、AELさんの施設を気軽に見学していただくきっかけ作りというのがあった。結果は、以前から気にしていた方が施設見学できたり、イベントへの申込みがあったりと、かなりの成果があったとのこと。地域にある民間学童クラブと町会などが連携して「みちあそび」イベントをするメリットは双方にあると感じられた。

 当日、現地でなんとなくお手伝いしてくれる大人の方が複数人いらした。個人的には、運営側に興味のありそうな方が飛び込んで来やすいように、チラシを作るとか、今後なにか工夫しようと思った。

 今後も場所や形を変えて、ゆるやかに開催していければと思う。


「みちあそび」についてはTOKYO PLAYさんのガイドブックも参考になります。どうぞご覧ください↓↓


http://tokyoplay.jp/playbourhood/guidebook