ひとつのきっかけになった日の話
これは2022年11月のこと。東京で作家の本田健さんのセミナーに参加した。セミナーは、引き寄せについてだったと思う。
セミナーに参加しようと思ったきっかけは、書店で本田健さんが翻訳した『引き寄せの法則』の本を購入し読んだことだった。引き寄せの法則というのは聞いたことがあったが、書籍で読んだのはこれが初めてだった。その本を読んだ後、ふと本田健さんに会ってみたいと思い調べたところ、このセミナーを見つけたのだ。
本田健さんについては、20歳前後の頃に『ユダヤ人大富豪の教え』という本を初めて読んで知った。その後も何冊か書籍を読んだことはあったが会ってみたいと思ったのは初めてだった。なぜ今回会ってみたいと思ったのかは自分でもわからない。
セミナーの内容は正直あまり覚えていないが、それはそれでいい。あのセミナーの空気感を体験しに行ったのだと思う。セミナー中にはグループワークのような時間もあり、席の近い方達と話をする機会もあった。本田健さんのセミナーに参加する方々はこういうことなんだなというのも僕の中では一つのいい体験だったと思う 。
空気感を経験するという意味ではすごくいい時間だった。しかし振り返ると、あのときのセミナー会場は自分にとってはすごく居心地が悪く感じた。セミナー後の懇親会にも参加する予定だったが、この居心地の悪さで参加しても仕方ないから帰ろうかとも考えるほど。参加費は支払っていたがそれでも行くのにためらいを感じた。
その時は、とにかく自分自身に素直に、ありのままの自分でいようと考えた。居心地が悪いと感じていることも押し殺して、場に馴染むように自分を作ることもできる。でも、それはしなかった。もう自分を作ったり、見栄や外面を気にして生きるのは終わりにしたいと思っていた。そして、懇親会に行ってただ美味しいご飯を食べて帰ろうとそんな気持ちで参加した。
そして、ありのままの自分でセミナーに参加したことによって出会いがあった。その出会いとは、その後カンボジアや東南アジアに旅するきっかけになり、また今回オーストラリアに行くきっかけにもつながっていく。
この時改めて、ありのままの自分で人と出会うことの大切さというのを身に染みて感じた。そして、今まで自分を良く見せようと取り繕って人と接していたその代償は何だったのだろうかと考えた。最初からありのままの自分で出会い仲良くなった人とは、そのままの自分で今後も付き合っていけるそれが何よりも財産なのかな。自分をよく見せようとして人と関わっているとき、自分自身もしんどく相手もいい気持ちはしない。自分をよく見せた方がいいというのは幻想なのだと思う。
とにもかくにも、その懇親会で出会ったのが NPO 法人グローブジャングルの代表をされている森絵美子さんだ。NPO 法人グローブジャングルというのは、カンボジアで孤児院やフリースクールを運営している団体だ。絵美子さんと出会ってお話を聞いているうちに、ここまで絵美子さんを魅了しているカンボジアに行ってみたくなった。懇親会で夢中になって喋っている間に僕は気づいたら聞いていたら「カンボジアに行けませんか」と。そして、絵美子さんがカンボジアに行くツアーが2週間後にあることを聞き、その場で「参加したいです」と伝えた。ここから、また私の人生が動き出した。カンボジアに行った時の話はまた別で書こうと思うが、この出会いは個人的にはかなり重要な出会いだったと思う。
そのきっかけを生み出したのは、ただ自分のありのままを出したということだ。