膀胱炎に漢方で立ち向かってみる
当店に駆け込んで来るなり「膀胱炎のお薬ある?」という方がとても多い。
当然漢方を期待しての事ですが一応私は言ってみる。
「お医者さんで抗菌薬もらって飲んだほうが治りは早いですよ」
すると返ってくる言葉は全員同じ
「お医者さんに行ってる時間がなくて、、、」
という事で今回は膀胱炎に漢方で立ち向かってみたいと思います。
そもそも膀胱炎とは・・
膀胱炎のほとんどが大腸菌をはじめとした細菌感染で膀胱が炎症を起こしたもので
女性に多い傾向が見られます。
何故かというと細菌のいる肛門や膣、尿道が近くにあって、男性より尿道が短いので
膀胱に外部からの細菌が入りやすくなっているからです。
お医者さんで抗菌薬をもらって3~4日飲めば大抵の場合は治ります。
でも冒頭でも書いたように、お医者さんに行ってる時間がない場合や
抗菌薬にアレルギーがある方、抗菌薬を飲み終わったのに症状が気になる方には
漢方で立ち向かいます。
膀胱炎を漢方的に考えると・・
「下焦湿熱」のパターンが一番多いと思います。
いや、難しい用語はやめましょう。
余分な水分が時間が経って熱を持って、それが下腹部あたりに溜まった感じ?
それによって膀胱の正常な働きを妨害するので細菌感染しやすくなるんです。
症状としては下のようなものが見られます。
排尿時の痛み・頻繫にトイレに行く・小便が短く黄色い・濁ったり血尿が出るなど。
こうなってしまう原因は実に様々。
運動不足や冷えによる血行不良、おしっこを長時間我慢するなど。。
または暴飲暴食が原因となる場合も多いですね。
脂っこい物や辛い物、甘い物や加工食品の摂りすぎ
特に冷たいビールの飲み過ぎは「湿熱」を生みやすいので注意してくださいね。
そんな方にオススメの食材は小豆や冬瓜、もやしなど。
漢方薬でオススメはこちら↓
「腎臓仙」
なんだかヘビーな名前ですが、ティーパックになっていて手軽に飲めるのでオススメです。
あ、あと、「熱を冷まして、余分な水分を外に出す」お茶もあります!
当店でブレンドした「滲~SHIN~」をお試しください。
その時の症状によって「猪苓湯」「五淋散」「竜胆瀉肝湯」などを使い分けますが
なんとなく選ぶのではなく、是非とも漢方に詳しいお医者さんや薬剤師に相談してください。
膀胱炎になりやすい方のその他のタイプとしては・・
●ストレスでイライラして眠れない・耳鳴りや眩暈がする・PMS症状タイプの方
●加齢や閉経によるホルモンバランスの乱れ・性行為や自慰行為のし過ぎタイプの方
なども膀胱炎になりやすいので、それぞれに合った漢方薬をご用意できます。
是非ともお近くの漢方薬局でご相談くださいね。