レッドピリカラと牛肉のコチュジャン和え
今月のおすすめ野菜
レッドピリカラ
アブラナ科アブラナ属の野菜で、マスタード(カラシナ)の一種。カラシナは中央アジア原産。茎や葉を食用にする品種は中国で進化し、からしやマスタードに利用される品種はヨーロッパで進化しました。レッドピリカラは、見た目は水菜に似て葉に深い切れ込みがあり、赤紫色の鮮やかな色が特徴。食べやすい野菜として品種改良されたものです。
カラシナは中国から伝わり、平安時代の「本草和名」に「芥」の項目で載っていますが、弥生時代から既に作られていたと言われています。辛み成分のアリルイソチオシアネートやグルコシアネートを含んでいるため、独特のピリ辛風味が特徴的。適度な歯ざわりがあり、サラダなどのアクセントに重宝しますし、肉に添えても好相性。お浸しや鍋物など、加熱にも向きますが、レッドピリカラ特有の赤色が抜けてしまうので注意が必要です。
カルシウムやマグネシウム、リン、鉄分などのミネラルを豊富に含み、また塩分の排出を促すカリウムも非常に多く含むため、高血圧に効果があると考えられます。さらに、抗発ガン作用や動脈硬化の予防を期待できるβカロテンも豊富。葉酸も多く含んでいるなど、身体が喜ぶ要素をたくさん含んでいます。
材料(2人分)
レッドピリカラ(べビー)30g
牛肉(切り落とし)150g
砂糖 小さじ1
しょうゆ 大さじ1
しょうが(すりおろし) 小さじ1
長ネギ(みじん切り) 3cm分
ごま油 小さじ2
A コチュジャン、砂糖、酢、白すりごま、しょうゆ 各大さじ1
粉唐辛子、すりごま 各適宜
作り方
1.レッドピリカラは水洗いし、水気を切る。
2. ボウルに牛肉を入れ、砂糖を入れてよくもんでから、しょうゆ、しょうが、長ねぎを加えてもみこみ、ごま油を加える。
3.フライパンを中火で熱し、2.を炒め焼きする。
4.ボウルにAを入れてよく混ぜ、3.と1.を入れ、和えて皿に盛る。お好みで粉唐辛子とすりごまをかける。