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注目のInstagramショッピング機能「ShopNow」の実例4選

2018.04.27 03:03

最近Instagramの投稿を見ていると、目にすることの多くなった「ショッピングマーク」。

今回は、新たな販売チャネルとして注目度の高いこの機能について、実際に導入されているアカウント事例を交えながらご紹介したいと思います!


1. 注目のInstagramショッピング機能「ShopNow」とは?

2. 「ShopNow」はいつから使えるの?

3. 「ShopNow」の利用承認を受けるにはどうすればいいの?

4. 「ShopNow」を利用しているアカウント事例

5. まとめ



1. 注目のInstagramショッピング機能「ShopNow」とは?

画像引用:https://business.instagram.com/blog/shopping-on-instagram/


その名の通り、Instagramからお買い物ができる機能となります。

販売者はInstagramで写真を投稿する際に、事前にfacebookページより登録しておく商品カタログのタグ(Tag Products)を投稿に紐づけることで、商品購入ページへのリンクを投稿につけることが出来ます。


1つの画像に対して最大5個、また複数枚投稿(カルーセル)だと最大20個の商品タグを紐づけることができるようです。

製品タグが紐づいた投稿には、写真の左下にショッピングバッグのアイコンが表示されます。

※現状アイコンはアプリから見た際のみの表示で、ブラウザでは確認出来ません


アカウントのプロフィール画面でも、該当の投稿にはショッピングバッグのアイコンが表示されるため、ユーザーは簡単にショッピングが出来る投稿を見つけられます。


写真をタップすると商品タグ(商品名と価格)が表示され、さらにタグをタップすると商品のカタログページに飛び、「購入する」ボタンで各ECサイトに遷移します。

これまでInstagram上でURLを貼ることが出来る場所は


・アカウントのプロフィールに設定できるURL1つ

・フォロワー1万以上で設定できる(※1)ストーリーズごとのURL


の2箇所しかなかったため、投稿で商品をアピールしても購入ページまでの導線が長く、ユーザーにとって分かりづらい状況でした。

※1 Instagramより公式に発表されている条件ではありません。


画像参照:https://www.instagram.com/kurumimi1113/


このショッピング機能によって、投稿写真から商品購入ページへシームレスに導線が繋がったため、ユーザーはウィンドウショッピングを楽しむように、Instagram上の様々な投稿から商品購入を行うことができると考えられます。

販売者にとっては売上拡大のチャンスになると言えそうですね!


参照:

https://help.instagram.com/307876842935851/

https://business.instagram.com/a/shopping-on-instagram




2. 「ShopNow」はいつから使えるの?

Instagramショッピング機能のテスト運用開始は、実は約1年半前の2016年11月に発表されています。


最初のテスト運用参加アカウントは、ケイト・スペード、コーチ、J.クルーなど、アメリカを拠点とした小売ブランド20社にて行われました。

そしてつい1ヶ月ほど前(2018年3月)にさらにその利用範囲が拡大され、現在はアメリカ、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスの国の事業者であれば、承認を受けて利用することが可能となっています。


気になる日本での利用開始はいつになるのでしょうか...?

まもなく!という噂も多いですよね。


参照:

https://ja.newsroom.fb.com/news/2016/11/instagram_shoppingtest/

https://help.instagram.com/307876842935851/




3. 「ShopNow」の利用承認を受けるにはどうすればいいの?


実際日本での利用開始が始まっても「承認制」ということですので、事前に承認してもらうための条件をチェックしておきましょう!


▼条件

・ビジネスで、 提供者契約とコマースポリシーに準拠した物理的な商品を販売している

・Instagramアカウントがビジネスプロフィールに移行済みである

・ビジネスプロフィールがFacebookカタログにリンクされている。これはビジネスマネージャから、ShopifyまたはBigCommerceプラットフォームから、直接ビジネスのFacebookページから、のいずれかの方法で作成、管理できます。


上記の要件が満たされると、ショッピング機能の利用を許可するかどうか、アカウントが審査されます。
通常、審査プロセスは数日で終了しますが、アカウントの詳細を審査する必要がある場合には、それより長くかかることがあります。
アカウントが承認されるとInstagramから通知が送信され、[設定]から製品のタグ付けを有効にすることができるようになります。

引用:https://help.instagram.com/307876842935851/


上記条件に、現在は

・ビジネスが米国、英国、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ブラジルを拠点としている

という項目が加えられています。


承認条件としてはfacebookポリシーに準拠していれば大枠問題なさそうですが、"物理的な商品"という点がポイントですね!

デジタル商品については、現段階では許可がされていないようです。




4. 「ShopNow」を利用しているアカウント事例

では、実際にショッピング機能「ShopNow」を利用しているアカウントを4つご紹介したいと思います。



▼ヴィクトリアズ・シークレット(アパレル)

https://www.instagram.com/victoriassecret/

ショッピング投稿開始:2017年3月15日

アメリカ発のファッションブランド。婦人服や下着、香水や美容用品などを扱っているブランドです。

下着は実際に購入している姿を見られたくないという購入者も多いため、今回のショッピング機能との相性も良さそうですね。

実際のショッピング投稿を見てみると

・この商品持っていてとてもお気に入り!

・もっと大きなサイズが欲しいわ

・NYには無かったのよ

など、購入検討ユーザーからのコメントが入っている様子も見受けられます。



▼ターゲット(小売業)

https://www.instagram.com/target/

ショッピング投稿開始:2017年6月23日

ターゲットは、全世界に1800店舗以上あるアメリカ発のディスカウントストアです。

近年は特にECで売り上げを伸ばしているそうで、ショッピング機能の導入は相性がよさそうですね。

ショッピング投稿の中には1.48ドルのマグカップから249.9ドルのソファまであり、

幅広い価格帯の商品を購入できるようになっています。

主にセール品のお知らせと合わせて、ショッピング投稿を行なっているようです。

参照:

https://corporate.target.com/



▼クリニーク(化粧品)

https://www.instagram.com/clinique/

ショッピング投稿開始:2017年5月31日

クリニークは、NYに本社を持ち、スキンケア、メークアップ、ヘア、ボディ、フレグランスなど、トータルに美しさをプロデュースしているブランドです。

他のアカウントに比べ、既にかなり多くの数のショッピング投稿を行なっています。

また、クリニークの公式サイトでは「Try it on」という機能で、webカメラを用いて化粧品の色味の確認を行うことが出来ます。

Instagramの投稿から、web上でのお試し、商品購入までの導線がスムーズに進み、店頭に出向かなくても自宅でショッピングが楽しめそうですね!


参照:https://www.clinique.com/



▼プリュイ(ジュエリー)

https://www.instagram.com/pluiehair/

ショッピング投稿開始:2018年3月11日

国内でショッピング投稿を行なっている、数少ないアカウントです。

前述の通り、現状は事業拠点が日本にある場合は、ショッピング機能の利用許可が下りないのですが、プリュイはLAにも店舗があるためLAを拠点として利用許可が下りていると推測されます。

アクセサリーを組み合わせて着用している写真を投稿しているので、ユーザーは実際の利用シーンを想像しながら商品を購入することが出来ます。

組み合わせのイメージが可愛くて、隣に写っている商品も“ついで買い”してしまうケースもありそうですね!




5. まとめ

今までInstagram上で欲しい商品を発見した際は、スクリーンショットを撮るか、保存機能を利用し、のちにWeb上で検索するという行動パターンだったと思います。

そのため「欲しい!」と思っても、面倒臭くて購入まで結び付きにくかったと考えられます。

この機能によってInstagramからダイレクトに商品購入ページまでたどり着くことが出来るようになり、ネット上の購入率はますます加速しそうですね!

企業として、自社ブランドの世界観を損なわないまま購入ページまでランディングさせることが出来るという点も魅力的です。


日本でショッピング機能が導入される日が楽しみですね!




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