TL EX ブラー レビュー 2023.02.06 09:43 今回のレビューは、トランスフォーマー レガシー ヴェロシトロンスピーディア500コレクション より、“TL EXー01 オートボット ブラー” です。 レガシーのサブライン、VS500コレクションにオートボット一のスピード自慢、“情報員 ブラー” が登場。 タカラトミーモール限定のTLーEXシリーズとして発売されました。 トランスフォーマー ギャラクシーフォース(トランスフォーマー サイバトロン)の舞台の一つになった惑星スピーディア(ヴェロシトロン)。 そこで開催されているスピードレースをモチーフにしたレガシーのサブラインが登場しました。 海外では一般発売されてるんでしたっけ? それとも一部店舗限定だったかな? ともあれ、サブラインらしく既存アイテムの流用がメインとなります。 ただそればかりならまぁスルーでもよかったんですが、まさかの完全新規型でアダムス(コスモス)とニトロコンボイ(オーバーライド)が組み込まれるとなると話は別。 はたして日本での扱いはどうなるのか? 注目されていました。 結果として、日本でも無事(?)にモール限定での発売が決定、こうして我々の手許にも届くことになりました。 一挙8アイテムがリリースされたVS500コレクション。日本では半分ずつ、2月に分けて発売されるのですが、僕個人は当初、購入するのは新規型の2つだけでいいかな、と思っていました。 強いて言うなら、今回紹介するブラーと、ロードロケットくらいは買ってもいいか、というくらいで。 全8アイテムを揃える気はなかったんですが・・アプリのおみくじで大吉出ちゃったからね。勢いで全部予約しちゃったよね・・(バカ) 必然的に翌月分も全部買う流れになってしまいました。 正直、リーダークラスの定価はキツかったけど。 WAVE2はギャラクシーシャトルだけでいいや。 WAVE2、日本にも来るよね? レビューしていきます。 今回はサクッとショートにいきますよ。パッケージ まずパッケージですが、海外版ではもうかなり長い間、基本的に縦長の箱、あるいはブリスターパックにロボットモードで収納されるという仕様だったと思うのですが、このVSシリーズは横長の箱にビークルモードで入っています。 窓部分が抜けているのは通常ラインのレガシー等と同じですが、箱も歪な形状でない、普通の四角形にフラップ付きという懐かしいスタイルになっています。 ていうかもう、箱は全部このタイプにして・・ ちなみに、海外版の商品名はただのブラーなのですが、日本版は商標の関係か、オートボットと冠が付いています。 表面の日本語表記シールだけでなく、ほかの同シリーズアイテムでは裏面にアルファベットで海外版商品名が書かれているも場所にもシールが貼られています。 あと説明書にも(撮るの忘れた・・)。 なんでここまで徹底するのか?情報員 ブラー 2010から登場したオートボットの情報員ですが、ギャラクシーフォースでも同名の別人が登場しており、ギャラクシーフォース最終話においてスピーディアのレースにも参加していたもよう。 ただし、今回はそのときのデザインではなく、どうやらIDW版コミックに登場した姿が再現されているようで、日本の公式ページの紹介文でもコミックユニバースからの登場とされています。 しかし、海外版ではとくにユニバースの指定はなく、ただのブラーとなっているのは先にも言った通り。 よくわからん・・ロボットモード モノはスタジオ86版ブラーの流用。 頭部、上腕、腰部、そしてビークルモードでボンネットや側面の突起部分になるガワ部分が新規造形パーツに置き換わっています。 シルエットは原型となるSS版から大きく変わらず、相変わらず上半身と下半身のバランスが悪いというか、とにかく腕がでかいです。 カラーリングはやはりブルーメインですが、オリジナルよりもさらにクールな雰囲気になっていると思います。 頭頂部のアンテナは共通の意匠ながら、全体の輪郭などはけっこう変わっている頭部デザイン。 なんとなくニヒルな表情はあの早口ブラーとはまた違った印象です。 胸部のデザインはそのまま。 ただし、オートボットマークの位置が変更され、今回はキャノピー(クリアパーツ)の内部になっています。 背面。 ボンネット部のガワがコンパクトになったぶん、背中は多少すっきり。 一方で前腕にぶら下がるガワパーツはさらに大きくなってしまったかな。 まぁ、なんとなく武器っぽくも見えるデザインなのでSS版ほど気にならないです。付属武器エレトロレーザー 溶接用バーナー どちらもSS版に付属するものの成型色違い。 とくにギミックはなし。 銃口やバーナー先端部にエフェクトパーツなどを取り付けることも基本的にできません。 バーナーは背中のガワの内側にマウントできます。ビークルモード フューチャーカー(レースカー)にトランスフォーム。 こちらも基本的なシルエットは原型とほぼ一緒ですが、ボンネットと左右の突起部分のデザインが変更、新規造形で再現されています。 左右の突起にはタイヤっぽいものが付いていますが、接地はしておらず、どういう機能を持つものなのかわかりません。 実際には回転するのでしょうが、今回は一体成型で塗装されているだけなのであくまで形状だけの再現です。 変形パターンは原型とまったく同じ。 レーザーおよびバーナーも同様にボンネット裏にマウントできます。 マウント状態であらためて。 基がスタジオシリーズなので、5㎜穴もほとんどなく、武器類はこのパターンでしか取り付けられませんね。比較画像 流用基であるSS版ブラーと。ロボットモードで。 正面から見える新規造形部分は頭部と上腕(スラスターおよび接続基部は流用)、腰部。 上腕はボリュームがかなり増していてがっしりした印象に。 顔付きもまたかなり違う感じになっていますね。 というか、そもそもSS ブラーもあまりアニメの雰囲気はないんだよなぁ・・ 同時期に発売されたホットロッドやカップと較べるとどうも再現度が低いというか、プロポーションもなんでこんな感じになっちゃったんでしょうねぇ。 背面も。 背中のガワはちいさくなったけど、腕のガワは大きく、そしてなんとなく厳つい感じになっています。 ビークルモードでも。 SS版は、こっちの再現度に振ったのかな? 車種は一緒だけど、民間用と軍事用の違いみたいな感じ。 SS ブラー レビュー ジェネレーションズ版と。ロボットモードで。 ジェネレーションズ版のブラーもIDW版コミックのデザインがベースらしく、頭部は今回のものに近いです。 ただボディは同シリーズのドリフトの流用なので、まったく違ってますけどね。 ビークルモードでも。 こちらはさらに違うものに・・以下、画像 可動性もSS版からとくに変化なし。可もなく不可もなくという程度。 足首は変形都合もあって前方向にも動かせますが、肘、膝はともに90度ほどしか曲げられず、全体に若干硬い印象。 立て膝はちょっと無理ですね。 スタンド対応穴は腰裏にあります。 背中のガワが小さくなったことで原型よりは使いやすくなりました・・と、スタンド使った画を撮ってないわ(笑)。 前腕のガワパーツを拳に被せて。 拳法の達人みたいになった(笑)。 個人的にけっこう気に入ってます。 しかし、どうせなら武器も新規造形してほしかったかなぁ。 ピット作業もこなします。 優勝候補の余裕かな? 以上、“TL EX ブラー” でした。 今回のレース参加メンバー、ニトロコンボイ以外は必然性のない顔触れですねぇ。 まぁ、マルチユニバース制を導入したレガシーのサブラインらしいというか、とりあえず既存アイテムの流用でいろんなシリーズからそれっぽくでっち上げられるものを出してくれ、という感じだったんだろうか? そういう意味では、今回のブラーは別世界の同一人物なのでそれほど無理矢理感はないのですが、だとしてもここはギャラクシーフォース版だろう、と。 なんでコミック版なんだよ。 コミック由来のキャラクターもいろいろ出てきているから、そちらの相手役もできれば一石二鳥と思ったか? わかりませんが。 ただ、IDW版デザインの再現としても顔と肩周りくらいで、脚部はSS版のまんまだし、ちょっと微妙な仕上がりになっているような・・ しかし、同時発売のほかの3種がリカラー頭部変更だけで済まされるなかで、これだけ新規造形パーツを使っていれば上等とも思えます。 個人的には基型よりも好きですね。 基型が、2010版ブラーとしての再現度がイマイチということもありますが。 といったところで今回は終了。 またのご訪問を。