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4月26日 単独テスト・新しい場所探索・逆ナンパ

2018.04.27 05:29

昨日、以前から周囲の人たちに聞いていた場所に行ってみました。

 

もう長い間、同じ場所に行ってばかりだったので、前回から長い間行っていない場所を選ぶとか、新しい場所を探索することにしました。

 

まだ深夜の内に出発してのんびり行こう、とBGMにSlip knotを。

 

走ることしばし、県境=山頂にある電光掲示板の赤く光る文字は『6℃』を表示。

 

『え”っ!?』と、一人しかいないのに、思わず声に出してしまうほど気温が下がっていました。

 

釣行前日はかなりの量の雨で、その後に強い風。

 

このあたりは分かっていて釣りに出掛けたのですが、6℃まで落ちているとは思いませんでした。

 

風さえなければどうということはない、とどこかの大佐のようなことを考えながら一路新天地へ。

 

ある国道へ出てしまえば、あとは三回曲がるだけというお気楽な道中を経てやってきました新しい場所。

 

先ほど新天地と書きましたが、ここは地元ではそうとうメジャーな場所で、水位次第ではそれこそ全周に人が立てる地形、その規模から、平日でも多くの人がやってくるところです。

 

そんなところにわざわざスポーニングの時期に、それもコンディションが低下した直後に行こうとはどんなマゾヒストなのかと自分を疑ってしまいそうですが、『新しいところ』というのは刺激になるのと同時に、なんだかホッとするのです。

 

現場に到着、すでに何人かの人が釣っています。

 

やっぱり有名なところなんだな、と思いながらボートを出して、目の前のシャローからチェック。

 

水温が下がったのと水位が上がってるのがわかっているので、あまり期待はしていませんでしたが、インレットにベイトもいません(笑)

 

ついでに言うと、この池ですがヘビーカバーというものが一切無く、地形を釣っていくのがセオリーとなるのは見たまんまですが、一つのストレッチが結構長いので、クリアアップしたときなどはロングキャストをした上で、ボートの存在を察知されないところまでで誘いきり、それを過ぎたら全力で回収しないとほぼ釣りにならないようなかんじです。

 

岸際に濃密なウッドカバー、シャローにウィードでもあればバスがそこにストックされるので、サイズは選べないにしても釣ることは可能です。

 

ところがカバー類が無いところではバスは見切ると同時にディープに落ちてしまい、クランクのみでこれを追って釣るのは相当な難易度になるので、まず距離の確保が第一になってきます。

 

シャローに点在する、水没前に生えた陸生植物に付いていないかや、インレットの中心や反転流、その外側の待機場所になりそうなところも見ましたが、40弱ぐらいの見えバスのミスバイト1回のみ。

 

今のバスってフィーディングと違うのか?それともテリトリー作り始めたオス?

 

朝イチからすでに全力です(笑)

 

そのバスも最初に発見したあたありに戻っていたので、そういう時期なんだと。

 

1匹では状況を決めるには不足ですが、標高の高さや水温などを考えると平地との差がこれぐらいであるというのも頷けます。

 

初めての場所とはいえ、スポーニング的な行動をしている個体を釣るのはさすがに気が引けるので、アフターとわずかに残って居るであろうプリスポーン状態のメス狙いに固定。

 

いきなりとてつもなくハードルが上がったような気もしますが(笑)、まあ広いんだしなんとかなるでしょう(笑)

 

そんなことを考えながら進んでいくと、チップなどで形成された薄いフローティングマットが点在しているのを発見。

 

おまけにオーバーハングの下なのでマットが薄くても下に居そう、とCATHERINE75HT-DR(クラウン)をマットの際で岸から2mほどのところに入れてみました。

 

このときすでに巻いても反応が全くなかったので、ここからはシェイクです。

 

すると40㎝ぐらいかな?というバスが出てきて食いました。

これは39㎝、水が綺麗なので魚体も綺麗です。

 

私はパターンで釣ることはほぼありませんが、バスという魚は新しくできたストラクチャーが大好きなので(琵琶湖の人はよく知ってると思います)、これが今日の『パターン』で、おそらくこれ以上の複合要素がなければこの手の魚を釣りきっておしまいだと思いました。

 

なぜか

 

このバスがブレイクからではなくマットの直下から平行移動で出てきたから。

 

深いレンジも通した後なのでそう判断しましたが、これを覆すには複合的な要素があって、なおかつ水温が一気に上がる必要があり、同じコンディションのままなら活性のピークは夕方の短時間(たぶん最高のポイントでも一瞬)か明日になるまで無いかだと思います。

 

でも同じようなマットが複数あれば50㎝に届かなくても45クラスまではなんとか・・・と思っていた時期が私にもありました。

 

釣れました。

42㎝です。 

引きはかなり強く、アフターらしき雰囲気です。

 

ということは

 

このエリアでこのパターンでこれ以上のバスは出ないんじゃ?

 

次の次のマット

 

これも42㎝(保存中に突然カメラの電源が切れて保存できず)

 

こういった個体の他にはネストに入っているものや、テリトリーを作り始めたものが見られました。

 

でっかいメスは?

 

シャローに出てきてオスのバスよりも私と仲良くしてくれないかと探してみるもののいません。

 

そしてさらに進むことしばし、インレット、複雑な地形の変化というポイントに到着。

 

うん、ここをやるなら夕方やんねと思いながらもいろんな角度・水深でクランクを通してみましたがかすりもしません(笑)

 

先ほど閃いたパターンですが、実は正解であってほしくはなかったんです(笑)

 

もう、こんないいポイントでなんにも無いとか確定やん、とその隣の岩盤に集まったマットに向かってFL62(スカンクスプラッター)を投げてトゥイッチをする私。

 

ほら食ったorz

これは39.5㎝。

もう今の時間はこのあたりのサイズしか動いてないのがはっきりしました(笑)

 

滞在中、チャンスがあるなら2周目、それも私の体力が残っていたらさっきの複合スポットかどこかのディープでしょう。

 

オカッパリの人も増えてきたので、邪魔にならないところを選んで最奥部まで進むと、シャロー・インレット・フローティングマットというポイントに。

 

そしてパターン確定・ダメ押しの39㎝

今、書いていて思い出しましたが、初めての場所、急な水温低下と風による攪拌、水位上昇、人的プレッシャーと有名プロの動画の冒頭に出てきそうなワードがそれこそ満載です(笑)

 

話の流れ的に、明らかに喜んでいない風ですが、最初にこういう日になると読めたことについては喜んでいます。

 

それとバスが釣れたことはいつでもどこでもどんなサイズでも嬉しいものです。

 

ただ、この予想が良い方向に外れていてほしかったなと(笑)

 

そして昼近くになり、最初のエリアに戻ったらどうなるのかと移動。

 

朝イチ、オカッパリの人が居たのでできなかったところも探ってみますが、日が昇ったことでどうも魚がレンジを下げてしまったようです(水がクリアなので余計にその傾向が強い)。

 

どうしようかと思っていると、岸から私を呼ぶ声が。

 

それも女性が

 

逆ナンパですか?こんなオッサンを?

 

池の隣に住んでいる方のようで、自分も釣りが好きなので釣り人が来ると話しているようです。

 

リールやルアーは使えないからエサでバスを釣っている、毎年地元のイベントでこの池で釣り大会があり、入賞しては家電製品を獲得しているそうな。 

 

バスそのものも釣りの知識も岸からのエサ釣りのみとは思えないほど豊富で、あと50歳若ければ専属釣りガールに・・・

 

そういえば年齢言ってなかったね。

 

御年80歳のビッグママだ。

 

私のようなオッサンでも彼女からすれば歳の差どころか犯罪臭すら漂うお子様なわけです。

 

逆ナンパと言ったな。あれは嘘だ。

 

そんなことが起こるわけなかろうが。

 

やけに達者な方なのでもう少しお若いのかと思ったら80歳であると、しかし釣りが楽しくて楽しくてしかたがない様子。

 

おじいさんはこういう楽しみを見つけないからすっかり足腰が立たんようになってしもうてなぁ・・・とおばあさんがこぼすと、後ろの家からおじいさんが出てきてすでこちらを見ておりました(笑)

 

私が会釈すると苦笑いして(たぶん、婆さんまた話し込んでるのか、というかんじ)ウンウンと頷き、手を振りながら家の中に戻られました(笑)

 

このご夫婦はなかなかどうして、良いバランスでやってきたのだろうなと思いました。

 

何十年もそうしていられるのはとても幸せなことだと思います。

 

そういうものを見るとなんだか幸せのおすそ分けを頂いたような気分になり、ここしばらくのささくれ立った気持ちもなりを潜めるというものです。

 

頑張りなさいや~、というお婆さんの声を背に受けて、帰る前に一級スポットとその周辺だけやっていくことにしました。

 

もう夕方なのかって?

 

まだ昼です。12:30です。

 

眠いんです(笑)

 

幸い、複雑な地形を持つインレットは近いので、体力の限界の一歩手前(これで倒れたらアホですから)までテストです。

 

そう、テストなんですよ。

 

忘れてたわ。

 

すでにフローティングマットにもバスは付いておらず、残すはディープのみ。

 

インレットがダメなので、シェードになっている岩盤エリアへ。

 

ここは岩盤自体が縦に小さく、水深2.5mあたりから土のブレイクになっており、崩れた岩盤の石がゴロゴロしている、という場所です。

 

ここで久々登場、試作品CATHERINE75SL-DDR (PBCT)を。

 

もうこれしかないわ、という選択基準ですが(笑)

 

沖側から少しずつ岸へとラインを刻んで3本目。

 

ボトムをタップして浮かせて再び巻き始めたときに

 

フッ

「コンッ」

 

フッキングしてみたものの、ショート過ぎて間に合わず。

 

これ絶対バスやろ!どこ行った!と探すと、バイトのあった場所の3mラインに50㎝ほどのバスが居ました。

 

間違いなくこの個体だろうと、ディープに姿を消すそのバスを見ながら、『これ、またここに来るきっかけみたいなものを残されたってことか?』と(笑)

 

いいでしょう。

 

また来ようではないか。 

 

とりあえず、自分のスキルが初めての場所でもなんとかなる程度にはなっているのが確認できたので良しです。

 

それでは皆さん良い釣りを(o^-')b