事務事業評価シートを分析してみた
第4回兵庫減税会ミーティングは「事務事業評価シートの分析会」でした。
Twitteの減税界隈にはおなじみの言葉ですが、「事務事業評価シート」って何なの?
そう思う方沢山いるかと思います。
まず事務事業評価・評価シートの説明からさせもらいますね!
事務事業評価
個々の事務事業の目的・成果・コストを数値化・具体化して客観的に評価し、
事業の見直するシステムです。
事務事業評価シート
納税された税金を効率的に使うことで住民のニーズに基づくよりよいサービスを
提供する地方自治体の行財政運営の透明性の向上と住民への説明責任を果たす
ことを目的として、アウトカムの評価をシート化したものです。
要は収めた税金で行う事業がニーズに基づいて効果的に使われたか評価した報告書
ですからこの評価シートは全自治体に必要不可欠なものなんです。
今回は兵庫減税会メンバーの住む自治体のシートと全国で評価シートとしてレベル
の高い兵庫県西宮市・茨木県那珂市・東京都府中市の評価シートを皆で分析してみました。
まず評価シートを読んでいくにあたり西宮市の評価シートへの取り組みと目的、
マネージメントサイクルの概要をメンバーとじっくり読み込みました。
全て載せれないので詳しく知りたい方はこちらからどうぞ👇
https://www.nishi.or.jp/shisei/gyoseikeiei/gyoseihyoka/hyokakekka.files/jimujigyouR4_3.pdf
分析(PDCAサイクルを基準とし効果的に使われたか)
A事業の実施概要(PLAN .DO)
B事業費コストの推移(PLAN .DO)
C事務事業の指標(CHECK)
D事務事業の点検(CHECK)
E今後の改善策(ACTION)
・A~Eまでの妥当性の評価(主観含む)を〇△×で表記
仕分け評価(wataseモデル)←勝手に命名(-_-;) 大丈夫?
① 事業評価シート未公開 腐敗
② 事業評価シート部分公開 臭い物に蓋
③ 事業費のみ公開・無意味な成果指標 役人仕事
④ 事業に人件費紐づけ・妥当な成果指標 最低限の仕事
⑤ 上位の政策との妥当な関連性のある事業評価 給料払ってもよいレベル
分析方法1からメンバーとあーだこーだと言いながら仕分けした結果が
こちらです。
考察
事務事業評価シートをメンバーで初めて読み漁りましたが、どの自治体もなかなかの税金の無駄遣いをしていて市民・県民が監視しておかなければいけないなと痛感。評価シートの形式が優れている自治体も中身は残念な内容がほとんどでした涙。
行政がやっていること=正しいと思うことは危険であることにメンバー一同気づいてしまった。全く効果のない事業に毎年多額の税金が使われていたり、本来の目的とは異なった形で補助金や支援金として使われることは納税者として納得できません。
それを中抜きされたり一部の利権団体だけが潤う構造ならなおさらです。最悪なのは評価シートがない自治体です。評価シートが公表されていない自治体は表に出せない都合が悪いことがあると思われても仕方ありません。問題なければ公開すればよいのです。特に神戸市は政令指定都市で公開していない唯一の都市です。速やかに公開していただきたいと思います。
私達兵庫減税会は市政・県政がまともに機能しているかしっかり監視し未来の子供たちにツケをまわさないための地道な活動をやっています。
私たちの活動にご興味ある方はTwitter兵庫減税会@genzei-hyougoへ。
(大阪市減税会@genzei-osakaさんとも月一で集会しています)