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不良UC患者ねこうさぎの食卓

鰻を食する

2015.12.29 16:00

あの青い肉の塊を見せられるまでは、気が向けばごくたまに、マックへ行った事もあった。


定番のテリヤキバーガー?

あれって私の口には、恐ろしく甘すぎるんですよね。

でも三年に一回ぐらい、再度チャレンジして来たんです。

その理由?


1 こんなに人気が有る商品なんだから、きっと以前食べた私の舌がどうかしてたんだ、きっと美味しいはず!


2 もしかしたらマイナーチェンジしてるかもしれない。少しは私好みに近づいてるかもしれない!


…で、結局食べて後悔するんだけどね。

やっぱり口に合わないと。

まあ、今はもう行かなくなったから、どーでもいー話だけど。



で、多分これに似た心境だったんだと思うのね、旦那。

鰻が食べられないと、ずっと聞いていたから、そう思ってたの。

そしたら先日、言うのよ。


「鰻でも食べに行くか?あそこの店。」



わが家の近くに、古ぼけた鰻と割烹の店が有るんだけどさ。

どうも噂で聞くと、都内からも足を運ぶ客が居るぐらい旨いとか。

鰻のうまい、不味いなんてよく分かんないわ。

あのくっそ甘いアレに浸かった白身でしょ?

どれだって同じじゃね?

…と、そう思うのは私だけか?


流石に中国産は生臭くて、皮が分厚くてゴム状で、ひどいけど、日本産はどれもフツーにイケると思うんだが。


それよりも何よりも、貴様、本当は鰻食えるのかよっ?!

と、今まで騙されていたその精神的ダメージのほうがデカかったのだが、鰻食べて機嫌直せばいいやと、出掛ける事にした。


家からはほんの250メートル。

また「そんな距離歩かないなんて、マラソンのアップ(だかダウン)より短いわ、ボケ!」と、あの方にぶっ飛ばされそうだけど、しっかり車で行った。





店内は、庶民派居酒屋的なエリアと、個室有りの宴会場エリアに分かれていた。

予約も無しで行ったので、居酒屋チックなエリアへ。





あーもうひどいわ。

ジモティの一杯飲み屋になってる。

店員ゲラゲラ客と一緒に笑い転げて、クソやかましい。

そしてヤニくさ。

自分が喫煙者だった時は、気にならなかったかもしれないが、換気無いとひじょうに辛い。



鰻は注文受けてからさばくようで、うな重出てくるまで、30分ほどかかった。

旦那は一切れ食べた後に「やっぱ食えない!」と、半身私に放り投げた。



おい、おい、おい!

3000円のうな重だぜ!?

上だけほじくって、皮丸々残して、子供じゃないんだから…。

旦那のテンションは、ブラジルまで落ちた。


タレはあっさりで、以前そこも有名で旨いとされた他の店の物より遥かに旨かったが、いかんせん環境が、残念すぎたわ…。


やっぱりそれなりのお値段なら、部屋とか、椅子とか、空気とか、接客とか、もうちょいどうにかせよと感じた次第。



自分が料理を提供する時は、せめて笑顔で出そうとココロに決めた。