スナップ『バレンタインカード作り』
今年度は生徒さんの8割が男児なのでバレンタインはいただく方なのでしょうが、頑張ってお父様向けにカードを作成してもらいました。
まず作品だけ登場していただく生徒さんです。お母様のご了解をいただき今回掲載することとなりましたが、若くしてお亡くなりになったお父様へ向けてのカードです。毎晩お空のお父様に向かって子供達が「おやすみなさい」をするそうで、お月様に見立てたのが大好きなお父さま、気球の真下で手を振っているのがお母様とお子さんたち。いつでもどこでも頑張っている本当に素直で明るいお子さんたちです。紅白のハートはお祝いの気持ちを込めたと話していました。
さてお次の生徒さんです。「台紙は何色にする?」の私の声掛けに男の子は青色系を選びがちですが、バレンタインだからとピンクのカードを真っ先に選び自分なりのアレンジを加え仕上げ、写っていませんが可愛い小鳥たちをカゴに乗せたり小鳥が羽を広げている様子も表現していました。昆虫や恐竜の知識がある元気すぎる生徒さんからは想像し難いメルヘンチックさに心振るわされて写真を撮り忘れていたことに後から気付きました💦
工作が大好きな生徒さんなので毎回何かを作成したいと要望は耳にするのですが・・・毎回は先生もしんどいです。その代わり毎週火曜日のブログを参考にご自宅で作ってみて下さい。
昨今の子供達は図画工作が大変苦手だと耳にします。心で感じる何かに出会えている経験をしている子供は、図画工作は楽しいものだとするスイッチを作るだけで発想豊かに毎回何かを作りたいとなります。是非とも生徒さんのように作る楽しみを多く味わえるように感性や発想磨きに励んでほしいと思います。
最後の生徒さんんです。ご兄弟がお父様に、それならばとおじい様にとなりまして、おじい様愛溢れるコメントがスペースいっぱいにぎっしりと書き込まれました。読み応えのあるそのゴンドラ部分の手紙には、彼の並々ならぬ想いが綴られていて横で見ている私も本当に楽しませていただきました。でも生徒さんのすごい所は察する気持ちが育っていること。「ばぁーばのは?」と私に訴えてきたので「今日はじーじだけで、ばぁーばは3月ね」と答えると「なんで・・・?」生徒さんにとってはいつもお祖父様とお祖母様はお二人ご一緒で平等の愛を育てているのだなと感じています。という訳で3月になりましたらお祖母様向けにメッセージの発信がなされますのでしばしお待ち下さい。
私が準備している工作キットの他に時間内で他のアイディアを作成できそうな時や並々ならぬ想いや表現が浮かんだときにはなるべく最初の生徒さんのように対応しようと考えています。私泣かせのあたふたドタバタ準備もたまにはあってもいいかと思うので、「先生これがしたいんだ」との主張をお待ちしています。