JP0-3 3つの根本原則、逐条解説②a
3つの「根本原則」の2つ目について解説します。
②一流のJudgeではなく、超一流のJudgeを育成する(その1)
何を以て「一流」といい、何を以て「超一流」と称するかはいろいろ議論のあるところかと思います。
TDAでは、この講座全体を通じて、「一流」にとどまることなく、「超一流」であることの要件を明らかにしていきたいと思っています。
一方、Judgeを目指すみなさんにおかれては、単にJudgeになることを目標や目的にするのではなく、Judgeになることをある意味で〝手段〟として捉え、もっと大きな目標に向かって羽ばたいてもらえればと願っています。
「一流のJudgeではなく、超一流のJudgeを育成する」という原則の狙いは、単にJudgeを目指すという志の低い目標を掲げるのではなく、「一流」を目指す目標を掲げることを通じてさらなる努力を自らに負わせ、さらに「一流」で自己満足に陥ることなく、もっと高い「超一流」を目指して不断の努力を自らに課す--という意味合いを込めています。
「一流」になろうと思わなければ、Judgeになっても単に毎年の研修単位(CEU)を満たし、更新テストをしてJudge資格の階段を上るだけで終わってしまいます。
それが悪いとは言いませんが、TDAが目指すものではありません。
「一流」のJudgeとはどういうものか--を自問自答しながら、自ら答えを出し、さらに「超一流」のJudgeとはどういうものか--を自ら考え、その理想の実現に向けて努力をし続けることを促すのが狙いです。
もし、あなたがブリーダーであり、「一流」のブリーダーを目指して努力し、「超一流」のブリーダーになろうとさらなる努力を続けているのであれば、そう難しいことではないはずです。
努力しない人、努力してこなかった人には「狭き門」であっても、これまで出陳者として、クラークとして、ブリーダーとして努力し続けてきた人にとっては決して「狭き門」ではありません。
ようこそ、TDAの学びの世界へ