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◇二人の足跡

2023.02.07 00:00

先月30日の朝、散歩に行こうと庭に出てみると、知らない間に雪が降り積もっていて驚きました。

50歩ほど歩いたところで転びそうになり、家に引き返したのですが、妻が後ろから写真を撮ってくれていて、盲導犬シエルと私の「足跡」が記念に残りました。

「足跡」と言えば、ずっと前、別のホームページの中でブログを書いていました。

今日、当時の原稿を読み返してみると最初のブログは2006年の10月でした。

"あの人に、もう一度、逢いたくて。"

私は、46歳で白い杖を持つようになりました。

今、49歳でこのホームページを作りました。

この3年間で、いろいろな人との出逢いがあり、別れがありました。

1・2・3・のメッセージに、私のいまの気持ちを綴ります。

 

1 どうぞ、お元気で...。

 ・あの時、駅のホームで、親切に電車に乗せてくださったとても楽しいシェフのおじちゃん。

・ご自分が降りるひとつ前の駅で、わざわざ降りてくださり、その上、バス停まで送ってくださった高校生のお嬢さん。

・人の濁流から引っ張り出して、「頑張って!」と大きな声で励ましてくださった大阪のおばちゃん。

まだまだ他にも、たくさんの人に毎日助けてもらい、勇気を頂きます。

でも、私には、何のお礼もできずに、ただ、「ありがとうございます。」といって、お別れするしかありません。



・・・・・あの人に、もう一度、逢いたくて。


2 お元気ですか?

私は、カウンセラーとして、現在、働いています。

ちょっとひとりでは、支えきれなくなった方のお話を聴かせていただきます。

それも、もうひとりで大丈夫となったときが、お別れの時です。

今頃どうされているでしょうか?


・・・・・・あの人に、もう一度、逢いたくて。


3 元気です!

私は、いま盲学校にも通っています。

今年の3月の卒業式の時、大好きだった先輩と"さようなら"をしました。

その、先輩が、(街で出逢っても、お互い見えなくて声はかけられないが、お互い元気で頑張ろう。)と、言われました。

同じ障害を持つ仲間の皆さん、私も元気で頑張っています。

また、永年続けていた年賀状が出せなくなりました。大変失礼してご無沙汰をしております。

目はみえなくなりましたが、とても、元気で、幸せです。長い間、お逢いしていない皆さん、お元気ですか?


・・・・・・あの人に、もう一度、逢いたくて。

こんな思いでホームページを、デザイン事務所ドゥ・プレセンスさんに作っていただきました。

ときどき、このサイトを覗いてみてください。

街で出逢った一瞬の出逢いの方から、40年以上もおつきあいいただいている方まで、

"この出逢いに感謝して、心を込めて..."。

あなたに 出逢えて 良かった。

お顔を、みることは、できなくても。


・・・・・・・あの人に、もう一度、逢いたくて。

西亀 真 (にしかめ まこと)

2006年10月吉日


このメッセージをスタートに2018年まで続け、1年の間をおいて、2019年から今のホームページの中で書いています。

2020年の2月からは、シエルとの思い出を残しています。

作家の甲田さんに教えてもらった「残さなければ残らない」の言葉が思い出されます。

今回の雪道の写真の画像は私には見えませんが、シエルと一緒に歩いた足跡は心に刻まれました。

シエルが10歳になって別れてからも、雪道を歩く時は、きっとこのブログを思い出し「シエル」を思い出すことでしょう。

そして「あのシエルに、もう一度、逢いたくて」と思うのかなぁと想像しながら、「シエル、一杯、いっぱい足跡を残そうねぇ」と言いながら、抱きしめてやりました。

シエルは「んっ?何、どうしたの?」と、キョトンとしていました。 にこっ!

※写真はシエルと私の歩いた「足跡」です。(笑)