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kojinkai

国語には技術が要る。

2023.02.07 01:00

中3には、説明における基本的な

記述法の話をしました。


「それ、同じ意味の言葉だよね、

無駄に長いだけで何回も

同じ表現重ねてるの、

気づいてないの?

読んでる段階で気付いてないなら

そこが根本的な、部分点削られる

原因だよ。記述は引き算だから。

似てるな、同じだな、無駄な表現やめよ、と

思おうとしないと技術身につかないよ。

国語の力の一つは、同意反復を

見抜くことにあるから。

それを問う問題、いっぱいあるからね。」


「俺は小学生の時から一貫して、

行動には、事実と心情の二つの

理由があると繰り返してきた。

今ここで問われている

高校入試の問題も例外ではない。

人の行動の因果関係について、

学年が上がったから考え方が

変わると思った?違うよ。

根本的なことは何も変わってない。

今こそ、当時に立ち返るべき。

考え方の根本はずっと

教え続けてきているから。」



私は、根っこをいつも意識して

小学生から教えてきています。

だから、最後の段階に響くと

信じています。


あの時の整理、あの時の言葉、

全てが、ひいては大学入試にすら

通じているという感覚で

国語をとらえてほしいと思い、

技術的な指導をします。



実は先日免許更新に行きました。

私はゴールド免許なので30分で

終わるんですけど、

講習を担当した人の話があまりにも

下手すぎて、何回同じようなことを

言うのか、あるいは、前後関係が

おかしくて、何回聞き手が

再編成して内容を整理し直さなければ

ならないのか、非常に疲れた

免許更新でした。

ある意味、小学生の話を聞くよりも

疲れてしまいました。


下手な記述は、免許更新の時の

話者の話し方に似ていました。



国語の技術が苦手な子たちは、むしろ、

めっちゃ説明が下手な人の話を

聞いた方がいいかもしれませんね。

すごい頭が疲れる感じがしますから。笑

猛烈に頭の中で再整理し直す機会を経て、

説明の精度が高まるかもしれません。


そういう意味では、いつも

分かりやすい言葉ばかり聞かせるのも

微妙なのかもしれないと、

普段考えないことも考えてしまいました。