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天熊竹 Amanokumatake

ほんとうに人間はよいものかしら……

2023.02.07 00:00




新美南吉作『手袋を買いに』を

子どもに読みました






6歳の息子は

「これ知ってる! 保育園にあった!」

と言いながら


文庫本の表紙の絵を

じっと見つめながら

聴いていました




朗読していて

狐の母子の

人間の母子の

愛が伝わってくるたび

胸が熱くなり



最後に狐の母が

「ほんとうに人間はよいものかしら。

 ほんとうに人間はよいものかしら。」

と二度つぶやいたのを朗読するときには

涙があふれそうになり

声がすこし震えました





布団にすっぽり入って

朗読するわたしの顔をじっと見ていた息子が愛おしくて


わたしを育てててくれた母のきもちが愛おしくて


愛をたくさん受け取って存在している自分が愛おしくて


胸がいっぱいになりました






傍で聴いていた12歳の息子は

「ほんとうに人間はよいものかしら」

という言葉に


「人間はよいものじゃないよ」

と言いました






わたしはすこし悲しくなり


「批評とは畢竟己を語ること」

というように

自分が悪魔に乗っ取られていると

「人間は悪いものだ」と思うんだよ


と言いました



(最近の長男は 悪魔に乗っ取られっぷりが酷かったので)





そうは言っても……………



幼児期は親に守られて

親に甘えて過ごしているから

無邪氣だけれど


無邪氣な幼児期を過ぎて

自分の力で頑張って生きていたら

悲しいことも嫌なことも沢山沢山あって


「人間はよいもの」とは

思えなくなってくるものですよね





だから

「人間はよいものじゃない」

と思っているのも順調な成長の過程




ネガティブな体験も

ポジティブな体験も

一人一人の成長にとって

必然的に起きているから

苦しい体験だってたいせつなんですね





たとえば


子どもが生まれたら

「無邪氣で天真爛漫な

 こんなにも愛おしい存在を愛せるって

 なんて人間はすばらしいものなんだ!」

と感動できたり




たとえば


この世を旅立つ直前まで

家族を愛し守り抜いてくださった父の愛に氣づいて


そして今もなお見守ってくださっているご先祖様の愛に氣づいて


「ほんとうに人間はよいものだな……」

と感謝できたりして





大きな次元での氣づきや感動や深い感謝は

苦しい体験を経るからこそ感じられる

最高のギフトなんだと思います




.。 *゚


「ほんとうに人間はよいものかしら。

 ほんとうに人間はよいものかしら。」


と二度つぶやいた作者の想いを

どのように感じるのかは


ひとりひとりの

人生のなかで育まれた心次第……

なのかもしれません





長男が作った雪だるま様



こんなにやさしいお顔の

お地蔵様のような雪だるま様を作るとは……!!



過去性では

仏師(ご寺院やお仏壇の御本尊や開祖の像などを彫る職人)をされていたのでは……




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たとえ

心の中に鬼(悪魔)が住み着いていたとしても

魂はピカピカで穢れがない



このことをしっかりと見据えて

仏のこころで誠実に生きていたら

福に満たされるよ


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ファイト!

 
冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ



『ファイト!』

作詞作曲:中島みゆき




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ありがとうございます♡



。 *゚

糸が編みあがって作品になるって

たのしいなぁ…(*´▽`*)フフフ♪


天熊竹のハンドメイドショップ♪

まゆぱかちゃんの店です


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たのしく

あたたかく

愛に満ちた毎日でありますように. *゚♡

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