コツコツ取り組む成果。
さて、もうすぐ5年生は
今の算数のテキストを終え、
新しいテキストに入ることになります。
これまで様々なことを
教えてきましたが、
きちんと身についているでしょうか?
今回は総合回でしたが、
やはり、コツコツやるタイプの
子たちは基本的な知識の
定着がいい。
解く速さについては、
計算速度によるところが
大きいようで、進度にバラツキは
見られていますが、速いか
遅いかよりも、正しく知識が
習得されているかが重要です。
早く進んでいる子は、
公式が曖昧だったり
問題の読み落としがあったり、
間違ったまま進行し続けたりと
危うさも感じる場面が
あります。
算数も、一定程度進んできて
応用問題に差し掛かると、
「解法パターン」みたいなものを
ある意味覚えていくに近い
頭の動かし方をすることがあります。
その時に、大体解けるから
その場では解説されながらなんとか
解いてほったらかしておく、みたいな
やり方をしていると、
段々と成績の逆転現象の波に
逆らえなくなってきます。
自分の時間を使って、
知識を確かなものにする実感を
持たないまま中学生に
ならないようにしたいです。
いつまでも手がかかって
しまいますから。
今中学部は人数はやや
多めですが、あまり多いという
感覚がないのは、自立し、
自分の能力に自覚的で、
解決能力がある子が育って
きているからです。
自分の課題が
明確になっているからこそ、
質問の的を絞りきれます。
だから、お互いに楽なのです。
ドロドロに頼り切って
成果を出す、なんてのは
健全ではありません。
また、もっと悪いケースを言うと、
以下のようなケース。
私は個別指導をあまり薦めません。
下手な先生につくと
馴れ合って成績向上が
見られなくなるばかりでなく、
学習習慣が崩壊します。
もちろん、凄腕の先生が
ついてくれるなら、
個別指導もありです。
むしろ効率化する側面があります。
当然費用はかかりますので、
そこら辺は家計のバランス感覚に
よりけりなのですが。
話はそれましたが、
小学生のうちから自立することは
可能ですし、むしろ時間のある
小学生の方がその方向に
促しやすいので、
先行投資の価値を享受するためにも、
よく聞いて理解する、
よく復習する、
成果を出す、
褒められる、という
正のサイクルに転がるよう、
ご家庭で見守り、お声かけを
なされてください。