PINBALL WIZARD ~再び~
前投稿で、投稿予定曲は終了ですが、その中で市販譜に載っていないもの(で、どうしても作譜したいもの)や、初期の作譜なので作譜技術(耳コピー精度や楽譜再現精度?)に難があるものについて、改めて作譜しようということで、まずこの曲から。
すでに途中まで作譜してあったもの。手元収録CDの、ELTON JOHN「CARIBOU」と聴き比べてみたところ、作譜のイントロにあるピアノの装飾的アルペジオ?がCDではないことに気が付く。データでは、7年前の投稿のさらに前に作譜されていたようで、このときはまだ当該CDを購入しておらず、つまり件のアルペジオはアナログ盤 ELTON JOHN「GOLD DISC」を耳コピーしたらしい(ということが7年前の投稿の記述とも一致)。
改良要素としては、e-ギターパートの追加(これは初作時からこれまでに済んでいました)、ほぼ全曲を作譜(最後の後奏?の途中まで)、ピアノの飾り音の正確化(と聞こえにくい箇所の創作?)、コードの特定などです。
イントロ1は、
Cm|G7sus4/B♭|G/B|G/B|Gm7/B♭|A♭|G7sus4|G7|A♭M7 A♭M7/G|G7|
イントロ2は、
F/C|C|×4
主題1は、
C|C|B♭|B♭|A♭|A♭|G|n. c.|
間奏1は、
C B♭ E♭ F|F|×2
サビ1は、
F G C|F G C|F G C|E♭|B♭ B♭sus4/A♭|B♭ B♭sus4|
主題2は、
B♭ B♭sus4/A♭|B♭ B♭sus4|B♭ B♭sus4/A♭|B♭|
間奏2は、
B♭ B♭sus4/A♭|E♭ B♭|×4
間奏3は、
F|F|G|G|
3小節目からはニ長調に転調。
サビ2は、
G A D|G A D|G A D|F|C Csus4|C Csus4|C Csus4|C|
サビ3は、
G A D|G A D|G A D|F|C Csus4|C Csus4|D Dsus4|D Dsus4|
E Esus4|E Esus4|
間奏4はニ短調に戻り、
Dm Dsus4/G|×16
サビ3(ニ長調)を経て、後奏はハ長調に戻り、
C B♭|F C|×‥‥
作譜後、あらためて、‥‥全く素晴らしい。e-ギターの間奏のソロが‥‥。
なお、重複しますが、最初の投稿内容を再掲します。
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THE WHOが1969年に発表(ロック・オペラTOMMYの中の1曲)、作詞・作曲はメンバーのPETE TOUNSHEND‥‥だそうです。TOMMYの中でELTON JOHNが歌っているのですが、私が最初に接したのはGOLD DISCという彼のベストアルバムにて。その早口で歌われる歌詞をいっしょにシンクロして歌うのに夢中になり、シンプルなメロディとコードの転調(と、もちろん挿入されるピアノの飾り音)の醸し出す不思議な魅力に憑りつかれていました。
ELTONは、非CLASSIC-MUSICのアーティストの中では、MY BEST FAVORITEになるでしょうか。その数々の名曲を、音楽に興味の湧く年齢の頃にリアルタイムに経験できた(曲が発表された時点で聴けた、との意)という、至福の時を過ごせました。また、過去2回、日本でのライブコンサート(BILLY JOELと共演@現・京セラドーム、単独で@日本武道館)に行きましたが、次は海外に聴きに行くしかないのかと思っていたところ、ついに3回目として、今月の日本公演@大阪のチケットをゲット。ということで、本記もその前祝として何曲か取り上げたいと思います。
ELTON JOHNの楽譜はさすがに手に入りやすいのですが、これは楽譜が見つからない(彼の曲ではありません)ので、自分で作成(‥‥しつつある、です)。
ハ長調、BPMは130。ピアノ、ベース、ドラムスの基本スタイルで。イントロの神秘的な幕開けの和音の連続から、一転、華麗なピアノのアルペジオ、そして調性がC→B♭→A♭→Gとだんだん下がっていくところに付くピアノのなんとも言えない飾り音(これは本当に素晴らしい)。9~10小節の間奏部分の和音(C→B♭→E♭→F)も、ここだけは練習して自演できるようになりました。
(2015年11月5日 投稿)